カネボウ:白斑被害者を「地雷原」損害賠償請求警戒し

毎日新聞 2014年09月27日 02時05分

 カネボウ化粧品の美白化粧品で肌がまだらに白くなった被害者について、同社の一部支社が問題発覚直後の昨年8月、損害賠償を求めてくる可能性がある「地雷原」と警戒し、対応を協議していたことが26日、分かった。自社製品で発症した顧客を侮辱するかのような表現だけに、被害者の反発は必至。企業としての倫理観が問われそうだ。

 「地雷原」は、同社が当該化粧品の自主回収を発表した約1カ月後の昨年8月2日に中日本支社(名古屋市)で開かれた幹部会議で使われた資料に記載された。同支社は愛知、岐阜、静岡、石川、富山、福井、三重の各県を所管している。(共同)

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