かに風味かまぼこ(カニカマ)などのすり身製品を製造するトロント市スカーボロの「オーシャンフード」で、2月26日(火)午前、新企会主催による工場見学ツアーが行われ、20数名が参加した。

▲かに風味かまぼこ(カニカマ)製造機械の横で、オーシャンフードの西風文弘社長

▲工場見学ツアーの参加者たち
この日、西風文弘社長の案内で、見学者たちは、カニカマのフレイク、かまぼこ製品などの製造作業の工程を見学してまわった。
見学のあと、会議室でオーシャンフード社の営業担当者のダニエル・リャング氏と西風社長が、すり身の歴史、製品の特色、カナダにおける同社の歴史、製品製造の実績など、説明した。

▲かまぼこがどんどん作られていく

▲西風社長(左)の説明を熱心に聞く
それによると、日本ではすり身は1100年ごろ(平安時代)から食べ始めたといわれ、かなり古い歴史を持っている。
オーシャンフード社は1980年、新移住者の西風社長がトロントで創業し、カナダ初のカニカマ製造を始めた。同社はカニカマ製造業者のパイオニアであり、現在、カナダで唯一のカニカマ・メーカーとなっている。
かまぼこ製品は、新鮮で栄養豊かな魚を原料としていて、良質のたんぱく質源が豊富、低脂肪で消化の良いことで、日本の食文化としても評価されている。
オーシャンフードのすり身製品は日本食品店、スーパーマーケットなどで販売されている。
同社のすり身製品の詳細についてはウェブサイト参照。
www.oceanfood.ca
(2013年2月28日号)
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