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張ヶ谷です。

ここ最近クラウドワークスの活躍に目を見張るものがありますが、ちょっとなにがなんだかわかんなくなってきたのでまとめてみました。猫も杓子もクラウドソーシング、バイラルメディアといった流れなので「クラウドソーシング」まとめてみます。

クラウドワークス初の海外アドバイザー:MIT メディアラボ所長の伊藤穰一氏と「クラウドソーシングの名付け親」 ジェフ・ハウ氏が就任


■国内のクラウドソーシング事業
国内クラウドソーシングの市場規模はランサーズさんの記事によると2017年までに1470億円。2014年は約400億円と言われている。同じクラスでいうとエナジードリンク市場が400億円規模らしいです。「ニッセンによれば、ぽっちゃり市場は400億円規模と推測している」どんな推測だwww

区分けをすると総合・小額・ポイント・クリエイティブ・翻訳・士業・会計・映像と最近のベンチャー企業でまとめると下記。総合系であるクラウドワークス・ランサーを中心に様々な業界向けのサービスが立ち上がっている。クラウドワークスが完全先行逃げ切りでランサーズにだいぶ差をつけてきた。

といっても市場成長からしてまだ勝ち負けという議論は早すぎで人間で言えば「あんよが上手」くらいの導入期だと思っているので各企業バチバチやることが大事だと思います。


 

■クラウドソーシング向けファイナンス事情

直近で言えばリアルワールドが上場して話題?になったが多くの企業が数億円の調達を実施している。少なくても5000万円くらい。ネット系で言えばサイバーエージェント関連(クラウドワークス・wishscape)アドウェイズ関連(リアルワールド・ココナラ)GMO関連(ランサーズ・リアルワールド)他で言うとグロービス関連(ランサーズ・ピクスタ・nanapi・viibar)の出資件数が多い。クラウドワークスは時価総額数百億円規模のIPOだとしたら次陣は・・・・・・個人的にはmugenup、pixta、nanapiに注目してます。


■海外市場
全世界の市場規模は13年に約2000億円、18年には1兆円超に拡大するとしている。特にアメリカなどは国土が広いため使われるケースは多いと思う。ネット環境が整っている日本に比べアジアはまだ完全に整備されたと言い難い状況のためここ数年で拡大はするがまだ時間はかかる。
オーストラリアのFreelancerは、2013年の売上が1730万米ドル。アメリカのoDeskは2012年の売上高は3.6億ドル。リクルートがFreelancer.comの買収(400億円で)を試みたがオーストラリア市場での上場を申請している。日本で最大の人材データベースを有するリクルートが買収できなかったのはリクルート側からしても痛い。クラウドワークスは独走しているのでランサーズを・・・・でもリクルートのスタンスは「真似されるのは歓迎、ただし追随を許さない圧倒的1位」なのでそれはないか。
■市場拡大で得られるものはなにか

クラウドソーシング事業の当事者ではないけどクラウドソーシングというプラットフォームを作っていくのはとても楽しそうだ。直近で言えばソーシャルゲーム。少し遡ればiモード。産業の発展を直に体感はなかなかない。

成長産業、産業創造期に身を置くだけでも成功体験・様々な思考など吸収できる事は大きい。今低迷している業界(例えば家電メーカー・新聞など)にいる人達よりも圧倒的に元気。なんというかとにかく元気w
これから沈んでいく業界に行くのは個人的にちょっと理解できないな。今あるパイを食い合う保守的な市場と新しい市場を作る・挑戦する・できる理由を考えて行動する文化はまったく違う。
単純に業界自体が成長している時に色々経験(失敗も含め)させてもらって成果を出していけば新しい波が来たときに圧倒的に優位。なにより人が面白い。
従業員10名以下のタイミングで入る事をオススメするが、まだ遅くはないと思う。

クラウドワークスが優勢ですが、他のサービスも是非頑張っていただきたいですね。

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