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No.3556
2014年9月25日(木)放送
おなかいっぱい食べたい
~緊急調査・子どもの貧困~
~緊急調査・子どもの貧困~
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出演者
新保 幸男
さん
(神奈川県立保健福祉大学教授)
「夏休みが終わる頃、体重が減る子どもがいる」学校教育の現場では、給食がない夏休みに食事を十分取れず、体調を崩す子どもの存在が危惧されている。背景にあるのは、貧困世帯における「食の貧困」だ。7月の厚労省の調査では、「相対的貧困」状態にある子どもの割合は6人に一人と、過去最悪の値。今回、貧困問題に取り組むNPO、新潟県立大学と共同で調査を実施したところ、「子ども一人当たりの食費が一日329円」と、子どもの成長に必要な栄養が取れないほどにまで食費が圧迫されている実態が見えてきた。食の貧困はなぜ起こり、どのように子どもに成長を脅かすのか。調査で明らかになってきた実態を分析するとともに、どうすれば貧困の連鎖を断てるのか、学校や地域で始まった先進的な取り組みを合わせて紹介する。
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“1つのラーメンを半分にして食べている”
“空腹で夜眠れない”
経済的な理由で、おなかいっぱい食べることもままならない子どもたちが増えています。
母子家庭の子ども(15歳)
「ご飯が本当にないときがあるので、おなかがすいたって感じです。」
先月(8月)、子どもの貧困対策に関する大綱が閣議決定されました。
その直前に発表された子どもの貧困率は16.3%と、過去最悪を更新。
この10年、悪化の一途です。
子どもの貧困、その実態はいかなるものなのか。
「こんにちは。」
今回、NPOと大学が協力。
支援を必要とする家庭の子どもたちを対象に、食生活の緊急調査を行いました。
見えてきたのは、1日僅か300円余りの食費で日々をしのぐ姿です。
成長期に必要な栄養が足りず、健康や発達に影響が及んでいることも明らかになりました。
栄養学の専門家
「成長期の子どもが本来伸びるべきものが伸びない。
深刻だと思います、影響は。」
食べることすらままならない子どもたちの貧困。
その知られざる実態の報告です。
おなかいっぱい食べたい
- 緊急調査・子どもの貧困 「食」すらままならない
- 子どもの「食」の貧困 体と心が脅かされる
- “ちゃんと食べたい” 広がる子どもの貧困
- 子どもの「食」どう支える 始まった地域の挑戦
- どう支援する 子どもの貧困
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2014年9月24日(水)放送
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