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【エボラ出血熱】死者2000人突破 WHO、日本の未承認薬に期待
2014.9.6 16:54
世界保健機関(WHO)は5日、西アフリカのエボラ出血熱の死者(疑い例を含む)が2105人に達したと発表した。1カ月足らずで倍増した計算で、感染の急拡大に歯止めのかかる兆しが見えない。WHOは同日、感染封じ込めに向け、開発段階の未承認薬の使用を促進させる方針を決めた。
WHOのキーニー事務局長補は5日、ジュネーブで記者団に、日本の富士フイルムホールディングス傘下の富山化学工業が開発した未承認の治療薬「ファビピラビル」について「有効性を示すデータがそろい次第すぐにも使用を検討したい」との期待を示した。
今月5日までに感染が確認されたか疑われる患者はリベリア、ギニア、シエラレオネ、ナイジェリア、セネガルの5カ国で計3967人。うち死者はリベリア1089人、ギニア517人、シエラレオネ491人、ナイジェリア8人。致死率は5カ国全体で53%。(共同)
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