- [PR]
地方
デング熱に山梨県内女性も感染
2014.9.3 02:00
厚生労働省が2日発表したデング熱に感染した新たな患者の中に、県内在住の10代の女性が含まれていることが分かった。女性には最近の海外渡航歴がなく、8月中旬に東京都立代々木公園周辺で蚊に刺されて感染した可能性がある。県健康増進課によると、発熱や倦怠(けんたい)感、筋肉痛の症状があるが、快方に向かっている。一連のデング熱感染をめぐり、県内では初の感染者。
女性は8月23日にデング熱の症状を発症。24日に県内の医療機関を受診し、29日に入院した。医療機関からの報告を受けた保健所が東京の国立感染症研究所へ連絡、検体を検査したところデング熱に感染していることが確認された。
同課では「デング熱は人から人へ感染することはない。蚊に刺されて感染しても1週間前後で症状は回復し、予後も良好なので、過度な心配は必要ない」とした。そのうえで、屋外ではなるべく肌の露出を避け、虫除け剤などを使用し、蚊に刺されて発熱などの症状がある場合は医療機関を受診するよう県民に呼びかけている。
- [PR]
- [PR]