サブカテゴリー

PR:

君野容疑者宅から美玲さんのリュック 接触裏付けの証拠に

神戸の女児遺体遺棄事件 リュックサック
生田美玲さんが持っていたとみられるものと同型の縫いぐるみ付きのリュックサック(兵庫県警提供)
Photo By 共同 

 神戸市長田区の市立名倉小1年、生田美玲さん(6)が遺体で見つかった事件で、兵庫県警は26日、死体遺棄容疑で逮捕した君野康弘容疑者(47)の自宅から、美玲さんが持っていたとみられるリュックサックを発見、押収した。遺棄現場近くの草むらでは、遺体の一部とみられるものが3つ、新たに見つかった。

 県警によると、君野容疑者宅の捜索で、美玲さんが行方不明になった当日に持っていたとみられる、クマの縫いぐるみ付きのリュックサックを発見、押収した。詳しい発見場所は明らかにしていない。県警が不明時に公開していた。

 県警は、君野容疑者と美玲さんの接触を強く裏付ける証拠と重視。家に連れ込まれた可能性があるとみて、27日以降も家宅捜索と遺棄現場の検証を続け、遺留品がないか調べる。

 さらに、遺棄現場の検証で近くの斜面の草むらから、遺体の一部とみられるものが3つ見つかった。袋に入っておらず、傷みが進んでいた。まだ見つかっていない美玲さんの腰部の可能性があるとみて、DNA型鑑定や司法解剖で、事件との関連を調べる。

 遺棄現場の茂みにあった6つの袋に、君野容疑者の名前が書かれた診察券のほか、公共料金の支払いに関する名前入りの書類や空き瓶などがあったことも判明した。ポリ袋は神戸市指定のごみ袋など複数種類が使われており、家庭ごみだったことから、県警は自宅で遺体が入れられた可能性が高いとみている。

 遺体の切断に使われた刃物が捨てられた可能性があるとみて、県警はこの日、金属探知機を使い捜索。君野容疑者宅から北東約250メートルの神戸電鉄長田駅周辺では捜査員ら8、9人が草むらをかき分けて調べた。

 県警が君野容疑者に24日未明に任意同行を求めた際の状況も分かった。23日夕に女児の遺体が見つかり、その後、君野容疑者が自宅から雑木林の方に向かって歩いてきたのを捜査員が気付いた。当時は酒でかなり酔っていたという。

 捜査関係者によると、君野容疑者は黙秘を続けている。

[ 2014年9月27日 05:30 ]

Webtools & Bookmarks

PR

注目アイテム

ニュース

注目アイテム

スポニチwikiランキング

      人気ニュースランキング

        ※集計期間:

        » 続き

        【楽天】オススメアイテム
        クイックアクセス
        スペシャルコンテンツ