胴上げされ笑顔の巨人・原監督=横浜スタジアム(撮影・中島信生)【拡大】
★CSファイナルに向け東京Dで練習試合検討
現時点で10月5日の広島戦(マツダ)がレギュラーシーズンの最終戦。昨年までは、宮崎で開催されるフェニックスリーグを利用して、クライマックスシリーズ(CS)までの調整を行ってきたが、今回は1軍選手を派遣しない方向で話が進んでいる。同15日に開幕するCSファイナルステージまでの9日間は試合勘を補うために、東京ドームで他チームとの練習試合や実戦形式の練習を検討している。
データBOX
〔1〕巨人が2012年から3年連続通算36度目のリーグ優勝。1リーグ時代の9度を合わせて通算45度目の優勝となった。45度は球団別では最多回数で、2位は西武の21度(前身時代を含む)。
〔2〕巨人のリーグ3連覇は07-09年以来5年ぶりで、1リーグ時代を含めて6度目(球界では史上13度目)。
〔3〕原監督のリーグ制覇は通算7度目で、リーグ3連覇は2度目。通算7度以上優勝した監督は史上7人目で、巨人では川上哲治(11度)、水原茂(8度)、藤本定義(7度)に次ぐ4人目(3位タイ)。リーグ3連覇以上を2度記録したのは、巨人・水原(51-53年=3年、55-59年=5年)、南海・鶴岡一人(51-53年、64-66年=各3年)、西武・森祇晶(86-88年=3年、90-94年=5年)に次ぐ4人目。
巨人球団史
1934(昭和9)年に創設された大日本東京野球倶楽部が前身。当時の読売新聞・正力松太郎社長が招いた米大リーグ選抜チームと対戦した全日本チームを母体に結成し、翌年に東京巨人軍、47年に東京読売巨人軍と改称。61年に川上哲治が監督に就任し、長嶋、王らを擁して65年から73年まで日本シリーズ9連覇を達成した。88年に後楽園球場に代わる本拠地の東京ドームが開場。2002年に読売巨人軍に改称し、原辰徳監督の下、リーグ優勝、日本一。07年からセ・リーグ3連覇を果たし、09年に日本一奪回。12年は交流戦、レギュラーシーズン、CS、日本シリーズ、アジアシリーズと初の5冠を達成。リーグ優勝は45度目(1リーグ時代の9度を含む)、日本一は22度で、ともにプロ野球最多。オーナーは白石興二郎氏。
(紙面から)