観戦する長嶋茂雄=横浜スタジアム(撮影・森本幸一)【拡大】
「この横浜スタジアムで胴上げできたことは、(父も)大変喜んでいると思います。『まだまだ』と言っているかな」
リーグ優勝の回数は「魔術師」と呼ばれた三原修(のち脩)を超える7度目。巨人では11度の川上哲治、8度の水原茂に次ぎ、藤本定義に並んだ。だが、夢の続きは、まだ先にある。
「さらに強いジャイアンツを目指す。まだひと山、ふた山、しっかりと乗り越えられるように頑張っていきたい」。昨年の日本シリーズで楽天に敗れた屈辱を晴らす。1カ月後の歓喜の瞬間まで、手綱を緩めず、動き続ける。 (桜木理)
巨人・長嶋茂雄終身名誉監督 「終盤の広島、阪神との直接対決を制したことがリーグ3連覇につながった。ときにセオリーを超越した独創的な選手起用、試合運びをした原采配が光った。球団創設80周年の記念すべき年に優勝できて良かった」