中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > サッカー > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【サッカー】

武蔵5発目 釜本超えだ! 28日4強かけ韓国戦

2014年9月26日 紙面から

日本−パレスチナ 前半、2点目のゴールを決め喜ぶ鈴木(左)=華城(共同)

写真

◇仁川アジア大会 日本4−0パレスチナ

 男子サッカーの決勝トーナメント1回戦で日本(D組2位)はパレスチナ(C組1位)に4−0で勝ち、8強入り。FW鈴木武蔵(新潟)が1得点1アシストと活躍した。28日の準々決勝で韓国と対戦する。

 競泳は男子200メートル背泳ぎで入江陵介(イトマン東進)が1分53秒26の大会新記録で3連覇。100メートルと合わせて2大会連続の2冠とした。萩野公介(東洋大)は3位で、今大会は4冠。女子は50メートル平泳ぎで鈴木聡美(ミキハウス)が31秒34で勝ち、400メートルメドレーリレーでも日本(酒井、渡部、星、内田)は1998年バンコク大会以来の優勝を果たした。

 体操男子は種目別決勝の平行棒で神本雄也(日体大)が15.800点で優勝し、団体総合、個人総合に続く3個目の金メダル。フェンシングの男子フルーレ団体は太田雄貴(森永製菓)を擁する日本が、5連覇を狙った中国に決勝で競り勝った。

     ◇

 20歳のエースが進化を証明した。1−0の前半27分、MF原川が右クロスを入れると、鈴木はしなやかに跳び上がり、高い打点から頭でゴール左隅に突き刺した。

 「ヘディングで決められたことは自分にとって良かった。苦手なので、磨けば得点のバリエーションも増える」

 185センチと長身だが、実はヘディングが得意ではない。今年に入って所属する新潟で集中的に強化してきた。初戦のクウェート戦に続き頭では2点目。前半17分にはペナルティーエリア内で起点となり、遠藤の先制点もアシストした。

 大会5得点は前回得点王の永井謙佑(現名古屋)と並んだ。さらには66年バンコク大会で、釜本邦茂が記録した日本人の大会記録6得点にも王手。「もちろん超えたい」と意欲的だ。

 2016年リオデジャネイロ五輪のエース候補。50メートル5秒9の俊足に加え、柔らかなボールタッチも持つ。ただ、これまでゴールを奪ったのはクウェート、ネパール、パレスチナといずれも格下。強豪のイラクには、ほぼ完ぺきに封じられた。

 次戦の相手は、イラクと並ぶ優勝候補の韓国だ。「韓国戦はチャンスの数も少なくなると思う。手ごわい分、一つのチャンスに集中して、得点を決めたい」。まだ粗削りだが、才能は確か。難敵からゴールを奪ってこそ、誰もが認めるエースになれる。 (青山直樹)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ