ロッテ投手コーチに落合英二さん

　ロッテが来季の投手コーチとして、元中日の落合英二さん（４５）＝本紙評論家＝の招へいを検討していることが２５日、明らかになった。

　この日チームは敗れ、ＣＳ進出の可能性が完全消滅し、今季の４位以下が確定した。巻き返しへ、今季の低迷の一因となった投手部門のテコ入れを図る。

　落合さんは、１９９２年に中日に入団し、９８年に最優秀中継ぎ投手賞を獲得するなど中継ぎの柱として活躍。引退後は、野球評論家をへて、２０１０年から３年間、韓国・サムスンで投手コーチを務めた。教え子だった現阪神・呉昇桓も厚い信頼を置くなど、高い指導力を発揮した。

　今季のロッテは、Ａクラス入りが期待されながら、チーム防御率は昨季の３・７７（リーグ６位）から４・２２（リーグ６位）と悪化するなど低迷した。新人の石川は９勝を挙げているが、成瀬が９勝、ＦＡ移籍の涌井は７勝と低調だった。

　球団幹部は「チームづくりの根幹は投手陣。狙いどおりに機能していなかったのは否めない。立て直しが一番大事な部分」と話しており、まずは投手陣の立て直しにメスを入れる。