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NYで安倍昭恵夫人が基調講演 防潮堤見直しを海外に訴え

 安倍晋三首相とともに訪米している昭恵夫人は25日、ニューヨークのフォード財団で開かれた防災シンポジウムで基調講演し、東日本大震災の被災地に高い防潮堤を造る計画に疑問を投げ掛けた。

 昭恵夫人は宮城県気仙沼市で海産物を育てる栄養分を海に送り込むため植林事業を進めているNGOの活動などを紹介した上で「きょうは防潮堤の話をしに来ました」と切り出した。

 「私は計画に反対する活動家ではありません」と断りながらも、住民から海が全く見えなくなってしまうような巨大防潮堤は、かえって防災意識を鈍らせかねず、将来にわたって巨額な維持費の負担を地元に残すことにもなると懸念を表明。

 夫人は防潮堤計画が被災地住民を推進派と慎重派に分断する「壁になってしまっている」と嘆き「海は恐ろしい津波を送ってくることもあるが、海と森を隔てることなく、人間が自然と共生できるような解決策を見いださなければならない。そのために知恵を貸してほしい」と訴えた。

 夫人の演説は英語で約15分。その後の質疑で「国内でもいろいろやっているが、なかなか動かないので海外の皆さまにも知ってもらいたいと思ってこの場を借りた」と述べた。

[ 2014年9月26日 05:48 ]

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