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蒲田・上野・梅田の屋上遊園が閉園に…昭和の遺産「屋上遊園地」とは

東京・蒲田にある東急プラザ蒲田や、松屋上野店の屋上遊園が2014年3月に閉鎖します。昔は各デパートの屋上にあったという「屋上遊園地」今ではその姿をあまり見る事はできません。今でも残る屋上遊園地とその歴史をまとめました。機会があったら今も残る屋上のオアシスに足を運んでみては?

更新日: 2014年03月19日

marinkorinさん

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蒲田の屋上観覧車が営業休止

JR蒲田駅(東京都大田区)前の名所として長年親しまれた、都内に唯一残る屋上観覧車が、3月2日で45年の歴史に幕を下ろすことが決まり、24日から観覧車の無料開放(通常は大人・子供ともに200円)が始まった。

感謝の気持ちを込め3月2日まで無料開放されている。ビル屋上にある観覧車は都内ではここだけで、存続は未定。親子3代で利用したという客も多く、住民から惜しむ声が上がっている。

1968年11月1日、東急プラザ蒲田の前身である「蒲田東急ビル」の屋上に、観覧車を有するミニ遊園地としてオープン。以来約45年にわたり営業を行ってきたが、今秋に予定されている同ビルのリニューアルに伴い閉店が決定した。

松坂屋上野店や大阪梅田の屋上遊園地も…

松坂屋上野店(台東区上野3、TEL 03-3832-1111)南館の屋上にある「屋上遊園」が3月11日、閉園を迎える。

同店南館は2017年に向け、パルコやTOHOシネマズなどが入居する複合ビルへ建て替えが決まっており、最終営業日の3月11日に合わせて屋上遊園も閉園となる。

大阪市内で唯一営業していた阪神百貨店梅田本店(北区)の屋上遊園地が28日に閉園する。入居ビルの老朽化に伴う建て替え準備のため。

屋上遊園地が全国的に流行する中で誕生したが、近年は娯楽の多様化などで来園者数は減少。同様の施設の閉鎖が相次ぐ中、老若男女に親しまれた梅田の屋上遊園地もいよいよ56年の歴史に幕を下ろす。

屋上遊園地とは

屋上遊園地(おくじょうゆうえんち)とは、主としてデパートの屋上にある遊戯施設を指す。昭和30年代初めより昭和40年代半ばにかけてが絶頂期であった。

かつては多くのデパートにあった「屋上遊園地」は、1931(昭和6)年開業の松屋浅草に端を発すると言われている。

1950年代くらいからデパートの屋上に遊園地ができはじめました。 1956年には現在残っているデパート屋上で最古の観覧車が現名古屋三越栄店にでき、 1960年には現在日本の大観覧車の約7割を作成している泉陽興業の社長が千日デパートの屋上に直径10mの観覧車を作りました。 この頃はデパート屋上遊園地がブームにもなったようです。

ところが、70年代に入ってデパート火災が相次ぎ、消防法の改正で屋上利用の規制が厳しくなった。さらにはゲームセンターや本格的なテーマパークなど他のアミューズメント施設の台頭などに押され、徐々に姿を消していった。

全国の屋上遊園地数に関する統計はないが、急速に減少している。家庭用ゲーム機の普及や大型テーマパークの出現で子供客離れが起き、閉園に追い込まれる遊園地が多い

出典毎日新聞.jp

現在も残る屋上遊園地

都内の屋上遊園地は3月中に1か所のみとなってしまう。3月2日に東急プラザ蒲田、3月11日に松坂屋上野店が相次いで閉店し、残りは京王百貨店新宿店のみとなる。都内近郊では、埼玉県の丸広百貨店川越店「わんぱくランド」が観覧車以外にも多くの遊具が立ち並んでおり、見応えがありそうだ。

▼京王百貨店新宿店「スカイプレイランド」

ここのデパートの屋上はグリーンショップとペットショップ(釣り堀がある)は充実してますが、遊園地はコインの遊具が少し置いてあるだけです。スナックコーナーも有るので、昔のデパートの屋上の雑然とした雰囲気が残ってて何か落ち着くのです。

3年前にリニューアルしたばかりで錆びれた物はひとつもなく、期待していたノスタルジー的なものは皆無です。酸いも甘いも知り尽くした大人には、完全なる異次元空間。ここはひとつ眩しいくらいの健全さを存分に味わってみるべし。

遊具とビルのコラボがすごい

なによりも素晴らしいのは今この時点で多くの人に利用されている生きた屋上であること。立派ではあるものの時代から取り残されたかのような一抹の寂しさを感じさせる屋上もありますが、こちらでは普通に子供達の歓声が響き渡っています。

▼丸広百貨店川越店「わんぱくランド」

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marinkorinさん

のんびり興味ある事をぐりんとまとめたいです。



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