中国:新疆ウイグル自治区の爆発・射殺で50人死亡-天山網
9月26日(ブルームバーグ):中国の新疆ウイグル自治区の政府系ニュースサイト、天山網は先週末に同自治区で発生した暴力テロで50人が死亡したと報じた。死者数は当初2人と伝えられていた。大半が自爆したか、警察当局に射殺されたという。
天山網によれば、バインゴリン・モンゴル自治州ブグル県で21日午後5時ごろ、農産物市場や警察署、商店などで複数の爆弾が爆発。40人の「暴徒」と住民6人、警察関係者4人が死亡した。天山網が同自治区の警察当局からの情報として伝えたところでは、このほかウイグル族32人を含む54人が負傷した。
ラジオ・フリー・アジア(RFA)は25日、地元当局者や目撃者への取材に基づき、当初発表された2人という死者数は少な過ぎると指摘していた。同自治区ではこれまでにもウイグル族の分離独立派の仕業とされる襲撃事件が多数発生している。爆発事件の2日後、中国の人民法院は、国家分裂罪で起訴されたウイグル族の学者イリハム・トフティ氏に無期懲役の判決を言い渡した。
原題:China Raises Xinjiang Attacks Death Toll to 50 as UnrestSimmers(抜粋)
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更新日時: 2014/09/26 16:16 JSTニュース一覧
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