2014-09-26

予備校天使みたいな女の子を見た

学校でも街でも見ない天使みたいな女の子大手予備校の週一回の授業でみる。

白い肌にリスみたいなパチクリした目、鼻筋も通っている。

とても可愛い顔をしているが、アイドル級ではない。

だけど、僕は彼女天使に見えてしまう。

いつも彼女疲れた顔をしている。線が細いという言葉がピッタリだ。

授業の時は、中年講師のくだらないギャグ疲れた彼女の顔をたまにニコッとさせる。

太陽のような眩しい笑顔ではなく、儚いすぐに消えちゃいそうな笑顔だ。

ある日の授業終了後 彼女は、教科書参考書が詰まったプラスチック製のケースを手を滑らせたのか落としてしまった。

彼女は落としたプラスチック製のケースを暫く眺めてから拾い、大急ぎで予備校から出て、JRの駅の方に消えていった。

彼女学生からはみ出ているボロボロ参考書から彼女受験勉強に励んでいることは一目瞭然だ。

来年度は大学生になっているだろう。

大学生になっても、あの子堕天使にならないように願っている。

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