社会
駐輪場整備が奏功 駅前の放置自転車が2年で半減
川崎市は25日、2013年度の市内鉄道駅周辺の放置自転車台数が5176台となり、2年前の11年度(9516台)からほぼ半減したと明らかにした。大型駐輪場の開設が相次ぐなど環境整備が進み、調査を開始した1978年度以降で最少となった。
同日の市議会決算審査特別委員会のまちづくり分科会で、民主党の露木明美氏(多摩区)の質問に市自転車対策室が答えた。
市は毎年6月、市内56駅で駐輪場利用台数や放置自転車数の実態調査を実施。平日朝の調査では85年度(3万4291台)をピークに減少傾向で、2013年度は前年度より約2300台少なかった。
同室は「放置自転車の減少は全国的な傾向だが、市内では特に鉄道事業者の協力で駅前駐輪場の整備が進んだ」と説明。再開発の進む武蔵小杉駅では10年3月に1510台、ことし4月に2200台収容の大型駐輪場がオープンしていた。
【神奈川新聞】