「2つ目半額」と「２割引き」安いのはどっち？

2つ目半額なら、
1つ目は全額払う。2つ目は半額払う。
というわけで、
2つ買った時に(1+1/2)/2=3/4
つまり、1/4・・・2割5分引きということになる。
だから、こちらのほうが安い。

しかし、これには条件がある。
当然ながら、1つでは半額が無いわな。
だから、1つは無い。
もしも、「2つ目」だけが半額だったら。
つまり、3つ目以降はどうなのか。

仰るとおり、2つ買った場合は確実に安いということになります。

商品を2つ買うことにします。
商品の値段をx円として、
2つ目半額…x+x/2=(3/2)x…①
2割引き…2x(1-20%)=2x(0.8)=2x(4/5)=(8/5)x…②

①より、(3/2)x=(15/10)x
②より、(8/5)x=(16/10)x

よって、商品を2つ買う場合2つ目半額の方が2割引きより安い

リップ１個の定価を a円 とします。

半額になったときの値段は a の半分ですから、0.5 を掛ければ計算できます。
0.5a 円 ということです。
２割引きのときの値段は、定価 a円から定価の２割を引けば計算できます。
a - 0.2a = 0.8a 円 になります。

「２つ買うと２つめ半額」の場合、１コ目は定価で２コ目が半額ですから、２つの合計金額は
a + 0.5a = 1.5a 円 です。
「２割引き」で２つ買うときの合計金額は、２割引きの値段で２つ買うわけですから
0.8a + 0.8a = 1.6a 円 です。

比べると、「２つ買うと２つめ半額」の方が 0.1a 円だけ安いと言えます。
例えば定価が200円なら、２つで20円安くなります。

2つ目を買うと、2つめが0.5個分の値段で買えるということ。
つまり、2つ買って1.5個分のお金で済むから、
1.5÷2×100＝75
75％で買えたことになりますね。
2.5割引（2割5分引）なので、2つ目半額の方がお得と言えます。

もう1つの考え方としては、
例えば100円のものなら、
2つ目半額・・・2つで150円
2割引・・・1つ80円なので、2つで160円
としても分かりやすいですね。