オレに彼女ができない理由

声オタ、アニラジ、夜遊びが趣味の自分語り

待ち望んだはずのことなのに…

超A&Gはおれが中学生のころ、待ち望んだ放送局のはずだった。

中学生のころはとにかく、聞ける限りのアニラジを聞こうと必死だった。

ただ、ひたすらにアニラジを追っかけていた。

アニラジグランプリを片手にOBCとCR、MBSにABCと近畿圏のラジオ局のアニラジを網羅するために、必死になって聞いていた。毎月の少ない小遣いのうち、1000円も雑誌一冊に費やしていたのは、アニラジを網羅するためだった(当時、アニラジグランプリは隔月間だったが…)。

大学生のころだったか、インターネットと地上デジタル放送として超A&Gの放送が始まった。それまで、BSすら導入されていなかった環境だったため、手軽にアニラジ専門局が聞けるのは非常にうれしかった。

アニスパが雑音なく聞ける、こむちゃっとカウントダウンが1時間フルで雑音なく聞ける。近畿に住むおれが、QRの番組を雑音なく聞ける。これがどれほどおれにとって革新的であったか。

さらに、すべての番組がアニラジ。毎日、アニラジ三昧の生活を想像した。

だが、現実はほとんど番組を聞けない。毎日、アニラジを放送しているのに聞けない。聞く時間がない。

大学生、社会人となるとそもそもアニラジに時間を割けない。待ち望んだことが実現しても別の要因で阻まれている。

技術は進歩した。生活は便利になった。だけど、何か、何か大切なものをどこかに置いてきた気がする。