2014年9月25日21時26分
大雨の影響で名古屋市中村区の市営地下鉄東山線名古屋駅が25日未明に浸水し、同線は始発から市中心部の区間が9時間にわたり、運休した。市交通局は近隣のビル建設現場で、一時的にふさいでいた下水道管の「栓」が水圧で崩れ、浸水につながったと発表。施工主の竹中工務店は同日、宮下正裕社長が「多大なご迷惑をかけた」と記者会見して陳謝した。
東山線は、午後2時45分に復旧したが、約15万人に影響した。市交通局によると、影響人員は市営地下鉄で過去最大という。市交通局は同社への損害賠償請求を検討している。
市交通局と竹中工務店の説明では、下水管(直径90センチ)は、名古屋駅北側で建設が進む日本郵便の高層ビル「JPタワー名古屋」の工事現場内にある。竹中工務店の下請け会社が工事のために切断し、モルタルや土囊(どのう)で切断面に栓をしていた。しかし、下水管に大量の雨水が流れ、栓が崩れたという。
この下水管の切断面の近くに、地下鉄への給気口のダクトがあり、流れ込んだ水の圧力で、ダクトのつなぎ目から管内部に浸水。25日午前2時40分ごろから、東山線名古屋駅地下1階の機械室に浸水したという。
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朝日新聞社会部
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