神戸女児不明:自宅近くに子供遺体 何度も捜索した現場

毎日新聞 2014年09月24日 02時35分(最終更新 09月24日 05時48分)

袋に入った子供の遺体が発見された現場(奥)から出る捜査員ら=神戸市長田区で2014年9月23日午後9時23分、山崎一輝撮影
袋に入った子供の遺体が発見された現場(奥)から出る捜査員ら=神戸市長田区で2014年9月23日午後9時23分、山崎一輝撮影

 神戸市長田区の市立名倉小1年、生田美玲(みれい)さん(6)が11日に行方不明になって13日目。生田さんの自宅から約100メートル東の草むらで子供の遺体が見つかった。県警が何度も捜索していた場所だった。兵庫県警は生田さんとの関連を調べているが、生田さんの無事を祈り続ける知人らは大きな衝撃を受けた。

 現場の草むらはマンションの裏手に位置しており、県警が手がかりを求めて何度も足を踏み入れていたはずだった。外部から入るには、市道から戸建て住宅などに挟まれた細い坂道を約100メートル上がる必要がある。坂道は所々、急な階段になっており、普段は住民以外はあまり通らないという。

 草むらには民家があったが、1995年の阪神大震災以降は空き家になり、今は住人はいないという。

 40代の男性会社員は「暗くて薄気味悪く、誰も寄りつかない場所。近所の子供たちも行かないように言われている」と話した。

 アルバイト男性(63)は「草むらは付近の人も立ち入らないような場所。これまで不審者が目撃されたり、物騒な事件が起こったりすることはなかった。大変なことで、びっくりしている」。近くの50代女性も「あそこは近くに住んでいる人でも行かない場所だ」と語った。

 内装業の男性(67)は「生田さんが行方不明になった当初から、周辺に警察の車が止まって捜索していた。なぜ今ごろ遺体が見つかったのか。最近、捨てられたものなのか」と首をかしげていた。

 ◇現場周辺は県警の規制線

 現場周辺は県警の規制線が張られ、捜査員らは夜遅くまで投光器の明かりを頼りに鑑識活動を続けた。報道陣や住民も駆け付け、騒然となった。

 生田さんと仲が良かった同級生の母親(38)は「遺体が美玲ちゃんかどうか分からないが、信じられない。美玲ちゃんはいきなり『うそやで』と言って出てきそうな子。まだ、自分の娘には何も言えない」と声を落とした。

 生田さんは行方不明になった11日、顔見知りの男性(70)宅を訪れ、玄関越しに20円を受け取ったという。男性は「遺体で見つかるなんて考えたくもない」と声を詰まらせた。

 長男(6)が生田さんと同じ保育所で、捜索活動に参加してきたアルバイト男性(52)は現場に駆け付け「まさか、こんなところで。最悪の結果でなければよいが」と絶句していた。

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