こんにちは。南相馬&杉並トモダチプロジェクト代表の田中菜穂と申します。 昨年、東京の杉並高円寺の「座•高円寺」にて音楽劇「ぼくらのまんまる革命〜みんなのうた〜」を上演しました。震災後、南相馬で誕生した歌「みんなのうた」で、南相馬と杉並の子ども達が出会い、一緒に舞台に立ち、それまで出会う事もなかった子供達は、ひとつの舞台をきっかけに、グッと近づき、トモダチになり始めました。(昨年のプロジェクトについてはこちらからどうぞ)
(「みんなのうた」今年のキャスト動画)
昨年秋から誕生した南相馬の「劇団どんぐりポッケ」。芝居経験者の講師が一人と数名のスタッフで、毎週子供達に舞台の基本を教え始めるという活動が始まりました。子供達は集まり、講師の先生の言う事に目をキラキラさせ、あの舞台に立った感動を、再び感じたいと、1年間、稽古を続けてきました。冬は底冷えがし、夏は汗が吹き出るような酒蔵の稽古場で、子供達はどんどん、メキメキ舞台人としての基本を身につけて行きます。
(活動内容についてはこちら:http://donpoke.jp/)
(「劇団どんぐりポッケ」の子どもたちの練習風景)
そして、同じく昨年の舞台後、杉並で誕生した「トモダチプロジェクト」。こちらは、ダンス、歌を中心に、南相馬との交流の継続を目的にした団体として杉並区に根を下ろしました。4歳から小学6年生までのキャストが20名以上登録され、 区内の小学校や区民センターを中心に毎週、練習を重ね、昨年秋からは、南相馬のキャスト達と一緒に南相馬や福島市のイベントに何度も出演し、「みんなのうた」や「トモダチ盆唄」(相馬盆唄kidsバージョン)を歌い踊ってきました。
(活動内容についてはこちら:http://37nouta.wix.com/tomopuro)
(「トモダチプロジェクト」のみんなで集合写真!)
(「トモダチプロジェクト」の子どもたちの練習風景)
2つの離れた地域に誕生した、2つのパフォーマンス集団。「みんなのうた」という震災後に生まれた1曲をきっかけに、子供達は集い、親達は子育てを考え、交流を重ねてきました。
前回のミュージカルが終わった後も、南相馬や杉並区で開催されるイベントに出演しながら、双方を行き来する活動を続けていました。イベントで南相馬に行ったり、杉並に行ったりしながら、お互いのうちにホームステイするなどして、まるで親戚の子供達が通い合うかのような交流を続けています。
また、ママ同士や大人同士の繋がりにも発展し、南相馬から杉並に来てくれるママたちを囲んで、食事会を開いたり、FacebookやSNSを通じてたくさんのコミュニケーションが生まれています。南相馬には「トモプロハウス」という、トモダチプロジェクトを通じて南相馬に通う人たちの集うシェアハウスも誕生しました。ひとつの舞台を共に作る、という活動は、多くの人々を結びつけ、言葉だけではないリアルな交流がそこから始まり、続いています。
(杉並のトモダチプロジェクトと南相馬のどんぐりぽっけの子どもたち)
杉並の子どもたちは、南相馬のトモダチが大好きで、南相馬が大好きです。都会にはない、大きな空、こぼれ落ちてきそうな星空、美味しい空気、そして、人情に温かい南相馬の人たち。一度でも南相馬を訪れた子供達は、「また、行きたい」「今度いつ、南相馬に行けるの?」と、私にいつも聞いてきます。都会にはない多くの魅力を、杉並の子ども達は南相馬に感じているようです。昨年のミュージカルでは、南相馬の子どもたちが杉並に来てくれて、一緒に素晴らしい舞台を作り上げてくれました。
じゃあ、次回の公演はみんなで南相馬で行こう!!子どもたちを全員、南相馬に連れて行ってあげたい!!そこから、杉並のトモダチプロジェクトと南相馬のどんぐりぽっけが力を合わせ、この度のプロジェクトが動き出しました。
今回の公演では、舞台上には大人のキャストは出演しないのです。2時間近くの物語を、子供達のみで展開していく、大きなチャレンジをします。さらに、歌い、踊る曲数も、昨年の倍以上の11曲。すべてがオリジナル曲。すべてにオリジナルの振り付けが付いています。
「みんなのうた」から始まったこのプロジェクトは、今年、新しいオリジナル曲を何曲も生み出しました。そして、今年のテーマソング「いざ!冒険の旅へ!」という曲は「みんなのうた」がたたえた優しさのメロディーを、思いっきり青空に放ったかのような、キラキラしたメッセージソングになりました。
(<いざ!冒険の旅へ!>動画)
杉組のこどもたちは、南相馬のトモダチに会いに、南相馬に行きます。南組の子供達は、杉組のこどもたちと一緒に、歌い、踊る事が楽しみです。そこには、政治的なナニカや、イデオロギーなど、ありません。こぼれおちる星空、果てしない太平洋、深い緑。温かい人たち。そして大切なトモダチ。共に歌い、踊るという感動を共有したからこそ、結びあえるココロの絆。それは、震災というきっかけがもたらした、「出会いの奇跡」でもあると信じています。
子供達のココロのなかに蒔かれた「みんなのうた」という種が、ゆっくりと育ち、ゆっくりと根をはり、その後双方の地域だからこそできる、大きな文化の花を、咲かせてくれる事を目標に、本プロジェクトは継続して活動を続けて行きたいと思っています。この取り組みが、南相馬の復興へ向けた大きなエネルギー源となることを信じています。子供達の挑戦、そして南相馬を、福島を想う温かい気持ちを、どうかカタチにできるように、ご支援、応援の程、よろしくお願い致します。
こちらのREADY FORで集めさせて頂いた支援金は、以下の用途で本プロジェクトに活用させて頂きます。
<100万円内訳>
*合宿用 南相馬〜 キャスト移動用交通費 30万円
*本公演 杉並〜南相馬
キャスト移動用交通費(大型バス 45人乗り) 40万円
*本公演 舞台用 照明、音響、舞台設備費の一部 30万円
その他、本プロジェクトにかかる費用は、協賛金、チケット代、実費などで運営されています。
1)パンフレット
2)キャスト集合写真
画像は昨年の物になります。
3)キャストメッセージ付きポストカード
4)パンフレットに名入れ
5)劇中歌「みんなのうた/トモダチ盆歌」CD
南相馬に古くから伝わる「相馬盆歌」をkidsバージョンにアレンジし、子供達はこの曲で元気いっぱい踊ります。
6)本公演チケット
画像は昨年のものになります。
7)2014年版 トモプロTシャツ
サイズはkids100cm~ レディース、メンズサイズと展開しています。
8)本公演DVD
9)2013年版 トモプロTシャツ
10)写真集
お陰さまで、皆様のご支援、ご声援をいただき、 本公演は無事に大成功に終わりました。 本公演をご覧になれなかった方も多くいらっしゃると思いますが、 皆様のお心を大切にステージにあげさせていただき、 お越し下さったお客様からも 感動した、涙した、たくさん笑った、元気をもらった、などと...
続きを見る / コメントするREADYFOR? には、夢を持つすべての人が集まり、社会性の高いプロジェクトやクリエイティブなプロジェクトに取り組む、実行者が、夢を実現するための資金を集めています。
プロジェクトに共感していただいた支援者は、支援金額に応じた引換券を選択していただくことで、支援ができます。ただし、各プロジェクトは、目標金額と募集期間を設定しており、その期間中に目標金額を集めきれた場合のみ、プロジェクトは「成立」となり、資金はプロジェクト実行者のもとにわたります。「成立」しなかった場合は、支援者の皆様に全額返金されます。成立した場合は引換券に記載された内容をリターンとして、受け取ることができます。
皆様の力で、多くの夢を叶えてくださいませんか。