【ニューヨーク=原真子】韓国の朴槿恵大統領は24日、国連総会の一般討論で昨年2月の就任後初めて演説した。北朝鮮の核開発問題を「朝鮮半島、北東アジアへの最大の脅威」と批判。「核兵器を破棄すべきだ」とした。
朴氏は人権問題にも言及。「戦時の女性・子供に対する暴力」の問題に触れ「時代や起きた地域を問わず、明らかに人権や人道主義に反する行為」と述べた。ただ、日本への直接の批判は抑え、従軍慰安婦問題に触れなかった。
一方、朴氏は北朝鮮について「21世紀に入って核実験した唯一の国。核拡散防止条約体制を完全に拒絶するものだ」と厳しく批判した。そのうえで「核兵器を放棄すれば国際社会と協力して積極的に北朝鮮を支援する」と表明した。
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