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先住民族会議にアイヌ民族の代表が参加9月23日 10時34分
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国連総会で、世界各地の先住民族と各国の政府関係者が参加し、先住民族の権利の拡大について話し合う国際会議が開かれ、日本からは6年前に国内の先住民族として認められたアイヌ民族の代表が参加しました。
ニューヨークの国連本部では22日、世界各地の先住民族と各国の政府関係者が参加し先住民族の権利の拡大について話し合う「先住民族世界会議」の初めての会合が開かれました。
冒頭パン・ギムン(潘基文)事務総長は、世界各地の先住民族が自然との調和の中で暮らし資源や環境を守る多くの智恵を持っているとして、「皆さんの権利を守り地球を守るため、声を一つにしてほしい。国連はあなた方とともに闘う」と述べ、環境保護の問題などへの協力を求めました。
このあと、各国の政府がそれぞれの地域で暮らす先住民の権利を拡大し文化を尊重していくとする決議が全会一致で採択されました。
日本からは6年前に国内の先住民族として認められたアイヌ民族を代表して、北海道アイヌ協会の阿部一司副理事長らがアイヌの伝統衣装を着て会合に参加しました。
阿部副理事長は、「これまでも国連の会議には参加してきたが、今回は初めて日本の代表として参加できたことに、歴史的な意義がある。日本の先住民族として世界の仲間とともに権利の拡大を訴えていきたい」と話していました。
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