Nuits Saint Georges Le Petit Arlot Domaine De L'Arlot 2007
Nuits Saint Georges Le Petit Arlot Domaine De L'Arlot 2007

Domaine De L'Arloに関しては過去のこちらのブログをご参照ください。
ドメーヌ・ド・ラルロは、ネゴシアンのジュール・ブランが所有していた畑を大手保険会社が買い取り、ドメーヌ・デゥジャックで共に仕事をしていたジャン・ピエール・ド・スメを支配人として迎え、スタートした生産者です。
ドメーヌ・ド・ラルロでは15年ほど前からビオディナミ農法によるぶどう栽培を模索し始め、1999年に所有畑の一部1.5ヘクタールからスタートさせました。そして2000年に3ヘクタール、2001年に6ヘクタール、2002年には10ヘクタールと着実にビオディナミ農法での栽培畑を増やし、2003年産からは全ての畑においてビオディナミ農法によるぶどう栽培をおこなっています。
ぶどうは収穫時に選別され、更に収穫後にも選別されます。ぶどうは収穫後除梗されず、破砕もされません。ぶどうを醗酵前に浸漬させ3週間以上醗酵させます。
ピジャージュは足で1日に3回おこなっています。
醗酵槽から樽にワインを移すときには重力を利用します。
ポンプを使うとワインに負担をかけるためです。
下から上へ移動させる際には窒素を用います。その後、軽く澱引きをして、樽熟成の後、フィルターをかけず瓶詰します。
樽熟成に使用する樽は自社で原料のアリエ産の木を購入し、2年以上乾燥させて、使用しています。
(輸入元資料より)
もうホントにいいなあ、ラルロは。とことんナチュラルで美しい自然派の香味がありながらあまり自然派自然派した風味にはならず、ワインとしての普遍的な味わいがしっかりとある。
このビオディナミで造られるワイン達は、同じビオディナミのルロワやDRCと同種の感触があるのだ。
なので僕は以前「DRCのニュアンスに近いものがある」と書いた。
もちろん全く同じ味でもスタイルでもないが、明らかに共通する風味があるのは本当だ。
さて、06年のラルロはオリヴイエ・ルリッシュの腕がまたも冴え渡って、全てのワインがそのクラスに応じて良い。樽試飲時の暫定点の上方に位置するワインが多く、またそれを超えたものもある。06年はビンの中ですくすくと育ったのだ。
また前回も報告したが厳しい選果を行ったため、05年に比べ35%も生産量が減ってしまった。
しかし、価格はほとんど上がっていない。近年のラルロ未経験の方は求めやすい下位のワインを試してみることをお勧めしたい。キチンとラルロ味があるから。
リアルワインガイド23号
やはりこのドメーヌはすごい。スタイルこそ違え、07年にして06年と同等の品質のワインを造り上げた。
そのワインを造ったオリヴィエ・ルリッシュだけど、彼の仕草のひとつひとつが、例えばアルヌーのパスカル・ラショーのように、有能な、仕事の出来るヤツという印象を抱かせる。
実際オリヴィエは天才じゃないかと彼の0 7年を飲んで改めて思った。
1本目のクロ・デュ・シャポーからして、質感、味つきの良さ、全体のスタイルの良さ、美しい自然派香と、もう呆気にとられた。点数で表すことのできない独特の質感があり、ルーミエと同じように独自の境地を表現している。評点は全て1~2点をブラスしたいほどだ。
ともかく07年のラルロは構造の大きさこそないものの、素晴らしいバランス感と純粋な味わいの良さから、ある意味圧巻とまで言える、また、とてもうれしいことは06年に比べてかなり価恪が下がったこと。
ほぼ全アイテムが2割強も安くなった。銘酒クロ・デ・フォレが8千円台だ。
リアルワインガイド27号
ラルロ ニュイ・サン・ジョルジュ・プティ・アルロ[2007]
これも素晴らしい梅きのこ香。もうこの段階でこんなにいいと、後は一体どうなってしまうんだろう。そして口に含むと、まず味のクッキリさに驚きながら、次いで液体のジューシーさに舌が喜ぶ喜ぶ。甘く、酸度が低く、エレガントでフィネスにあふれた見事な液体。エレガントな年07年とはいえここまでとは、もう参りました。
今飲んで89+
ポテンシャル90
飲み頃予想 今~2020
リアルワインガイド27号
(ワインマルシェまるやまより)
ファインワインクラブより購入。4600円。
2010年7月6日抜栓。コルクにはドメーヌ名、ワイン名(ちゃんとPetit Artoltまで)、ヴィンテージが刻印されていました。液漏れなし。コルクに異臭なし。結構しっかりとしたコルクです。グラスはリーデルのブルゴーニュタイプを使用。温度約13℃くらいで抜栓。最初グラスにそそぐと、とても薄い感じの液体が流れでてきた。色は薄いガーネット、2007年のVintageによくある薄い色。とても澄んでいます。エッジはしっかりとしていました。脚は結構はっきりとしています。アルコール度数は13度と記載されています。最初香りを嗅ぐと、ラズベリー、アプリコットの香りが出てきます。そのあと柑皮、ちょっと黒インクっぽい漢字の香りが漂いました。最初は「結構薄い香り?」っていう印象でしたが、スワリングにより一転。その香りは、良いワインにありがちな何時までも嗅いでいたい香りに変化。全体的に少し、香りのニュアンスが強くなり、ミネラル感が加わってきました。香りから薄旨系の印象。口に入れると、最初の一杯は、ベリー系、アプリコットが主体の味ですが決して出過ぎず薄い、軽い感じ。タンニンは、いわゆる【タニック】という印象は全くなし。何の抵抗もなく喉の奥に、まさにすぅ~っと流れ入っていく。ジャミーという表現がぴったりの味わい。空気を含みながら口の中に入れ、下の上を転がすと、ストロベリーの甘さが口いっぱいに広がるが決して甘すぎず、とても心地良い、ほんとジャミーな感じが頭と鼻の奥に駆け上がっていく。これ、ほんと薄旨系でうまい。ミネラル感も程良く感じる。ACブルでよくみられるような、最後の苦味って言うか雑味っていうか、そういう感じが全くありません。これ、美味しいです。時間と共に、ベリー系、アプリコット系の香りと味がちょっと強くなり、その合間にミネラルと柑皮のニュアンス、ちょっとだけ黒インクの印象が現れてきます。1時間ほどたってもその印象は少しも衰えることなく続いています。このワインは、食事を邪魔することもなく、ワイン単独で楽しんでも十分いけるワインです。これは上級を是非試してみたくなるワインです。翌日までとっておくことができませんでした。評価は人によって異なってくるかもしれません。あまり面白みのなく喉にすっと流れでてしまうだけのワインと思う人もいる反面、シンプルで女性的な印象の中にも複雑さを兼ね備えた薄旨系の素晴らしいワインという評価もあると思います。ママちゃんは、飲んで最初に「これは若い人がつくっているワインだね」と一言。ママちゃんすげーなー。このドメーヌのことなんて全然教えていないのに当てちゃった。ごちそうさまでした。
Domaine De L'Arloに関しては過去のこちらのブログをご参照ください。
ドメーヌ・ド・ラルロは、ネゴシアンのジュール・ブランが所有していた畑を大手保険会社が買い取り、ドメーヌ・デゥジャックで共に仕事をしていたジャン・ピエール・ド・スメを支配人として迎え、スタートした生産者です。
ドメーヌ・ド・ラルロでは15年ほど前からビオディナミ農法によるぶどう栽培を模索し始め、1999年に所有畑の一部1.5ヘクタールからスタートさせました。そして2000年に3ヘクタール、2001年に6ヘクタール、2002年には10ヘクタールと着実にビオディナミ農法での栽培畑を増やし、2003年産からは全ての畑においてビオディナミ農法によるぶどう栽培をおこなっています。
ぶどうは収穫時に選別され、更に収穫後にも選別されます。ぶどうは収穫後除梗されず、破砕もされません。ぶどうを醗酵前に浸漬させ3週間以上醗酵させます。
ピジャージュは足で1日に3回おこなっています。
醗酵槽から樽にワインを移すときには重力を利用します。
ポンプを使うとワインに負担をかけるためです。
下から上へ移動させる際には窒素を用います。その後、軽く澱引きをして、樽熟成の後、フィルターをかけず瓶詰します。
樽熟成に使用する樽は自社で原料のアリエ産の木を購入し、2年以上乾燥させて、使用しています。
(輸入元資料より)
もうホントにいいなあ、ラルロは。とことんナチュラルで美しい自然派の香味がありながらあまり自然派自然派した風味にはならず、ワインとしての普遍的な味わいがしっかりとある。
このビオディナミで造られるワイン達は、同じビオディナミのルロワやDRCと同種の感触があるのだ。
なので僕は以前「DRCのニュアンスに近いものがある」と書いた。
もちろん全く同じ味でもスタイルでもないが、明らかに共通する風味があるのは本当だ。
さて、06年のラルロはオリヴイエ・ルリッシュの腕がまたも冴え渡って、全てのワインがそのクラスに応じて良い。樽試飲時の暫定点の上方に位置するワインが多く、またそれを超えたものもある。06年はビンの中ですくすくと育ったのだ。
また前回も報告したが厳しい選果を行ったため、05年に比べ35%も生産量が減ってしまった。
しかし、価格はほとんど上がっていない。近年のラルロ未経験の方は求めやすい下位のワインを試してみることをお勧めしたい。キチンとラルロ味があるから。
リアルワインガイド23号
やはりこのドメーヌはすごい。スタイルこそ違え、07年にして06年と同等の品質のワインを造り上げた。
そのワインを造ったオリヴィエ・ルリッシュだけど、彼の仕草のひとつひとつが、例えばアルヌーのパスカル・ラショーのように、有能な、仕事の出来るヤツという印象を抱かせる。
実際オリヴィエは天才じゃないかと彼の0 7年を飲んで改めて思った。
1本目のクロ・デュ・シャポーからして、質感、味つきの良さ、全体のスタイルの良さ、美しい自然派香と、もう呆気にとられた。点数で表すことのできない独特の質感があり、ルーミエと同じように独自の境地を表現している。評点は全て1~2点をブラスしたいほどだ。
ともかく07年のラルロは構造の大きさこそないものの、素晴らしいバランス感と純粋な味わいの良さから、ある意味圧巻とまで言える、また、とてもうれしいことは06年に比べてかなり価恪が下がったこと。
ほぼ全アイテムが2割強も安くなった。銘酒クロ・デ・フォレが8千円台だ。
リアルワインガイド27号
ラルロ ニュイ・サン・ジョルジュ・プティ・アルロ[2007]
これも素晴らしい梅きのこ香。もうこの段階でこんなにいいと、後は一体どうなってしまうんだろう。そして口に含むと、まず味のクッキリさに驚きながら、次いで液体のジューシーさに舌が喜ぶ喜ぶ。甘く、酸度が低く、エレガントでフィネスにあふれた見事な液体。エレガントな年07年とはいえここまでとは、もう参りました。
今飲んで89+
ポテンシャル90
飲み頃予想 今~2020
リアルワインガイド27号
(ワインマルシェまるやまより)
ファインワインクラブより購入。4600円。
2010年7月6日抜栓。コルクにはドメーヌ名、ワイン名(ちゃんとPetit Artoltまで)、ヴィンテージが刻印されていました。液漏れなし。コルクに異臭なし。結構しっかりとしたコルクです。グラスはリーデルのブルゴーニュタイプを使用。温度約13℃くらいで抜栓。最初グラスにそそぐと、とても薄い感じの液体が流れでてきた。色は薄いガーネット、2007年のVintageによくある薄い色。とても澄んでいます。エッジはしっかりとしていました。脚は結構はっきりとしています。アルコール度数は13度と記載されています。最初香りを嗅ぐと、ラズベリー、アプリコットの香りが出てきます。そのあと柑皮、ちょっと黒インクっぽい漢字の香りが漂いました。最初は「結構薄い香り?」っていう印象でしたが、スワリングにより一転。その香りは、良いワインにありがちな何時までも嗅いでいたい香りに変化。全体的に少し、香りのニュアンスが強くなり、ミネラル感が加わってきました。香りから薄旨系の印象。口に入れると、最初の一杯は、ベリー系、アプリコットが主体の味ですが決して出過ぎず薄い、軽い感じ。タンニンは、いわゆる【タニック】という印象は全くなし。何の抵抗もなく喉の奥に、まさにすぅ~っと流れ入っていく。ジャミーという表現がぴったりの味わい。空気を含みながら口の中に入れ、下の上を転がすと、ストロベリーの甘さが口いっぱいに広がるが決して甘すぎず、とても心地良い、ほんとジャミーな感じが頭と鼻の奥に駆け上がっていく。これ、ほんと薄旨系でうまい。ミネラル感も程良く感じる。ACブルでよくみられるような、最後の苦味って言うか雑味っていうか、そういう感じが全くありません。これ、美味しいです。時間と共に、ベリー系、アプリコット系の香りと味がちょっと強くなり、その合間にミネラルと柑皮のニュアンス、ちょっとだけ黒インクの印象が現れてきます。1時間ほどたってもその印象は少しも衰えることなく続いています。このワインは、食事を邪魔することもなく、ワイン単独で楽しんでも十分いけるワインです。これは上級を是非試してみたくなるワインです。翌日までとっておくことができませんでした。評価は人によって異なってくるかもしれません。あまり面白みのなく喉にすっと流れでてしまうだけのワインと思う人もいる反面、シンプルで女性的な印象の中にも複雑さを兼ね備えた薄旨系の素晴らしいワインという評価もあると思います。ママちゃんは、飲んで最初に「これは若い人がつくっているワインだね」と一言。ママちゃんすげーなー。このドメーヌのことなんて全然教えていないのに当てちゃった。ごちそうさまでした。