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ルーブル美術館に説明端末 日本企業が開発
9月25日 8時59分

フランス・パリのルーブル美術館を訪れた人に展示作品への理解を深めてもらおうと、日本の企業が美術館と協力して開発したタッチパネル式の端末を設置し、運用を始めました。

タッチパネル式の端末を開発したのは印刷業界大手の大日本印刷で、ルーブル美術館の古代ギリシャの美術品を展示する区画に新たに3種類の端末を設置しました。
このうち世界的に有名なミロのビーナスの展示室に設置された端末では、古代ギリシャ芸術の題材としてしばしば使われている神々の特徴や役割などについて知ることができます。
また、ギリシャ陶器の傑作「アンタイオスのクラテル」と呼ばれる陶器の前に設置された端末では、陶器の画像を自分の手で動かしながら細部を確認できるほか、陶器の側面に何が描かれているのかなど知ることができます。
大日本印刷はルーブル美術館の学芸員と協力しながら3年前からスペイン絵画や古代エジプト美術の展示室でも同じ端末を設置していて、これで一連のプロジェクトを終えたということです。
端末の開発に当たった大日本印刷の久永一郎さんは「ここを見るとおもしろくなるという学芸員の専門的な見方が基になっているので、ルーブル美術館の見学が楽しくなると思います」と話していました。

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