シュツットガルト戦の前半、シュートを放つドルトムントの香川(右奥)=ドルトムント(共同)【拡大】
前半はシュツットガルトより多くの決定的なチャンスを手にしたドルトムントだが、後半開始直後に集中力が欠けて失点を喫する。左サイドでクリアが中途半端になったところを拾われゲントナーにクロスを許すと、中央でディダフィに合わせられ1点ビハインドを負った。
早く1点を返したいドルトムントは55分に香川のクロスからグロスクロイツがヘディングシュートを打つも、これはウルライヒの正面。さらに65分、ベンダーに代えてラモスを投入し、攻撃の枚数を増やした。
だが、クロップ監督の交代策は裏目に出る。68分、何気ないロングボールをシュメルツァーがクリアミスし、そのボールを奪ったヴェルナーがディダフィに渡してシュツットガルトが2点目を奪取した。
2点差となったが、ホームのドルトムントも意地を見せる。73分、ピシュチェクからのパスに抜け出したオーバメヤンがGKとの1対1を制して1点差に詰め寄った。その直後にはグロスクロイツとオーバメヤンに代えて負傷から復帰したフンメルスとジョゼフ・ジャウをピッチに送り込んだ。
あきらめないドルトムントは、終了前5分前に同点弾をもぎ取った。左サイドからのFKをシュメルツァーが蹴ると、ファーサイドでインモービレが頭で叩いて土壇場でスコアをタイに戻した。
ドルトムントは終了間際にもピシュチェクが決定機を手にしたが、これはものにすることができず。ホームでドローを演じている。(Goal.com)