進化する格安SIM、「音声通話SIM」とは(1/2)
音声通話の定額化はビジネスマンなど、頻繁に電話をする人には魅力的に見える。具体的には月に約50分以上の通話をすれば、従来のプランより通話料は安く済む。しかし、LINEやFaceTimeなどが普及したこともあって、月の通話料を安価に抑えようと工夫をしているユーザーは多い。そうした努力は今後通用しなくなり、中には「単なる値上げなのでは?」という声も上がっているようだ。
3大キャリアの携帯電話料金が高止まりと言われる中で最近注目を集めているのが「格安SIM」や「格安スマホ」だ。この「格安SIM」はMVNOが提供するSIMのことで、中には基本料+通話料という料金プランを安く提供するものがある。
■データ通信+音声通話のプランが続々登場
MVNOとはキャリアの通信回線をレンタルすることで、独自の通信サービスを提供している事業者のこと。その多くが安価なデータ通信プランを売りにしている。ここで気を付けなければいけないのは、データ通信のみ提供しているサービスがあること。これは、サービスをより安価に提供するために音声通話を省いたもので、ネットは利用できても通話ができなくなってしまう。
これまでは、2台目のスマホ、タブレットに利用しやすいデータ通信専用が中心だった格安SIMだが、最近、データ通信と音声通話の両方が使えるプランが各社から続々と登場している。音質やエリアもキャリアのものと変わりない。MNPできるものもあるので、1台目のスマホを乗り換えて安く使うことも可能だ。
とは言え、いきなりMVNOに乗り換えるには、利用する端末をどこから手に入れるのか、サポートは大丈夫なのか、などの心配があり、ややハードルが高いのが現状だ。今回は、提供元が大手プロバイダーで、サポートやオプションサービスが充実しているビッグローブの「BIGLOBE LTE・3G 音声通話SIM」を見てみよう。
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