進化する格安SIM、「音声通話SIM」とは

進化する格安SIM、「音声通話SIM」とは(1/2)

2014年9月24日(水) 13時30分
このエントリーをはてなブックマークに追加
ビッグローブ「うれスマ」の公式サイトの画像
ビッグローブ「うれスマ」の公式サイト
うれスマで提供されるスマホ「LG G2 mini for BIGLOBE」の画像
うれスマで提供されるスマホ「LG G2 mini for BIGLOBE」
「BIGLOBE LTE・3G 音声通話SIM」料金プラン一覧の画像
「BIGLOBE LTE・3G 音声通話SIM」料金プラン一覧
 3大キャリアは今年の夏、音声通話について定額制の料金プランを一気に導入。従来の「基本料+通話料」というプランはキャリアや端末によって選べなくなった。今後、キャリアの音声通話は定額制へとさらにシフトしていくだろうと思われる。

 音声通話の定額化はビジネスマンなど、頻繁に電話をする人には魅力的に見える。具体的には月に約50分以上の通話をすれば、従来のプランより通話料は安く済む。しかし、LINEやFaceTimeなどが普及したこともあって、月の通話料を安価に抑えようと工夫をしているユーザーは多い。そうした努力は今後通用しなくなり、中には「単なる値上げなのでは?」という声も上がっているようだ。

 3大キャリアの携帯電話料金が高止まりと言われる中で最近注目を集めているのが「格安SIM」や「格安スマホ」だ。この「格安SIM」はMVNOが提供するSIMのことで、中には基本料+通話料という料金プランを安く提供するものがある。

■データ通信+音声通話のプランが続々登場

 MVNOとはキャリアの通信回線をレンタルすることで、独自の通信サービスを提供している事業者のこと。その多くが安価なデータ通信プランを売りにしている。ここで気を付けなければいけないのは、データ通信のみ提供しているサービスがあること。これは、サービスをより安価に提供するために音声通話を省いたもので、ネットは利用できても通話ができなくなってしまう。

 これまでは、2台目のスマホ、タブレットに利用しやすいデータ通信専用が中心だった格安SIMだが、最近、データ通信と音声通話の両方が使えるプランが各社から続々と登場している。音質やエリアもキャリアのものと変わりない。MNPできるものもあるので、1台目のスマホを乗り換えて安く使うことも可能だ。

 とは言え、いきなりMVNOに乗り換えるには、利用する端末をどこから手に入れるのか、サポートは大丈夫なのか、などの心配があり、ややハードルが高いのが現状だ。今回は、提供元が大手プロバイダーで、サポートやオプションサービスが充実しているビッグローブの「BIGLOBE LTE・3G 音声通話SIM」を見てみよう。
《丸田》
  • ・【PR】
  • ・【PR】
  • ・【PR】
注目の情報[PR]

編集部のおすすめニュース

格安SIM+格安スマホの「BIGLOBEスマホ」、企業向け展開を本格スタート

 ビッグローブ(BIGLOBE)は8日、一般向けに提供している「BIGLOBEスマホ」の企業向け展開を発表した。同日より第一弾として、データ通信専用スマートフォンの提供を開始する。

BIGLOBE、「LG G2 mini for BIGLOBE」発売……SIMカードとセットで月額2,980円から

 BIGLOBEは1日、「BIGLOBEスマホ」として「BIGLOBE LTE・3G」のSIMカードと、BIGLOBE用にカスタマイズされた4.7インチAndroidスマートフォン「LG G2 mini for BIGLOBE」(LG製)の販売を開始した。

日本通信、iPhone向け「PLATINUM SIM」提供開始……月額3,980円で上限8GB

 日本通信は12日、iPhone向けSIM「Platinum SIM(プラチナ・シム)」を発表した。

So-net、LTE対応スマホ代込みで月額2,480円からの通信サービス

 ソネット(So-net) は1日、モバイル通信サービス「So-net モバイル LTE」において、スマートフォンと音声通話機能付きSIMカードのセット提供を開始した。月額2,480円(税別)から利用できる。

通話料金、半額に……U-mobileやBIGLOBEが相次いで発表

 U-NEXTは1日、モバイル通信サービス「U-mobile通話プラス」の通話料を、従来の20円/30秒から半額の10円/30秒で提供するサービスを発表した。9月30日より提供を開始する。またビッグローブも同日、通話料が10円/...

格安SIM利用満足度が最も高いのは?……格安SIMアワード2014発表!

 イードは25日、MVNO事業者が提供する格安SIMのベストサービスを選ぶ「格安SIMアワード2014」の調査結果を発表した。総合満足度最優秀は、ケイ・オプティコム「mineo」。

【木暮祐一のモバイルウォッチ】第53回 au網を使ったMVNO、ケイ・オプティコムの「mineo」をレビュー Part1

 スマホ向けに提供されているMVNOはNTTドコモのネットワークを借り受けて提供するものばかりであった。mineoだけはauのLTEネットワークを利用できるという点が他社との大きな違いだ。このmineoのサービスを実際...

IIJの音声通話機能付きSIM、当日引き渡し店舗が拡大

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は7日、「BIC SIMカウンター powered by IIJ」の新設を発表した。

RSS

【これから開催のイベント】

ブロードバンド/無線LANスポット検索

ブロードバンド検索
-