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ソニー、マクドナルド…不振企業の「仮説」を疑え

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2014/9/25 7:00
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 かつてソニーは家電業界のリーダーだった。トリニトロン・カラーテレビや「ウォークマン」、「ディスクマン」CDプレーヤー、パソコンのバイオなど、一流ブランドだったソニーの製品は高価格で売れ、どの家庭にもソニーの製品があった。だが今やソニーの過去4年間の四半期ごとの業績は、1期を除いてすべて赤字続きだ。経営陣も今期は20億ドル(約2200億円)の赤字になることを認め、無配当になる見込みだ。

米マクドナルドは8月、既存店で5カ月連続の売り上げ減を発表した=ロイター
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米マクドナルドは8月、既存店で5カ月連続の売り上げ減を発表した=ロイター

 かつてマクドナルドが生みだした製品は、今では「ファストフード」の代名詞になっている。ビッグマックやクォーターパウンダー、ハッピー・ミールなど、マクドナルドの製品は消費者を魅了し、その勢いはとどまることを知らなかった。いつも陽気なピエロのロナルド・マクドナルドを引き立て役にして、マクドナルドは一世を風靡し、どの家庭の子供も同社の製品を食べて大きくなった。だがそのマクドナルドも今や成長が止まり、既存店売上高が落ち込み、2000年以降に生まれた世代からは見向きもされなくなり、同社の将来をめぐって深刻な懸念が生じている。

 かつて家電という商品カテゴリーが普及する以前、ラジオシャックは家電販売業界の覇者だった。ラジオやテレビが故障すれば真空管が必要になり、電機工作マニアがコンピューターを自作し、アタリ製などのビデオゲームをテレビにつないで楽しんでいた時代、こうした製品を扱っていたのはラジオシャックだった。だが今や、ラジオシャックは破産一歩手前の状態だ。

 かつてシアーズは、その有名なカタログ販売を駆使して独自の無店舗販売システムを築いた。同社はダウ・ジョーンズ工業株価平均の構成企業となり、ケンモアやダイハード、クラフツマンなどと並ぶ、米国の小売業界を代表する大手企業だった。だが今やシアーズの社債の格付けは最低のジャンク債にまで落ち、もう3年も利益を上げていない。既存店売上高が落ち込み、店舗数が激減している。現在、同社は会長が経営するプライベートファンドから借金をしてかろうじて生き残っている。

 なぜこれほど成功した先駆的企業が、これほどの業績不振に陥るのだろう。

その答えは市場の変化にある。世の中はつねに変化している。市場に競合相手が参入し、新しいテクノロジーやソリューションが考案され、これまで成功をおさめたビジネスモデルとは異なる商品やサービスを消費者が好むようになれば、かつて輝いていた事業は価値を失う。どんな一流企業も、こうした市場の変化についていけなければ、やがて取り残される。

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