2014年9月24日21時31分
米航空宇宙局(NASA)は21日、火星上空の大気を観測する無人探査機「メイブン」が火星を周回する軌道に乗ったと発表した。軌道を回りながら、地球と比べて極めて薄い大気の分析や、2030年代に計画する有人火星探査に役立てる大気データの収集にあたる。
火星にはかつて、液体の水が大量にあったとされるが、現在は極寒で、北極と南極にあたる場所がドライアイスの固まりに覆われている。こうした環境の変化には、火星の大気が宇宙に流出して失われたことが影響しているとみられており、大気成分の分析などから原因の解明を目指す。メイブンは昨年11月、米フロリダ州から打ち上げられた。
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