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髪覆う「ヘジャブ」着用禁止で試合放棄
9月25日 1時00分

インチョンアジア大会で、バスケットボール女子のカタールの選手が、イスラム教徒の女性が髪などを覆う「ヘジャブ」の着用を禁止されたため、カタール代表が試合を放棄しました。

大会の組織委員会によりますと、24日に予定されていたバスケットボール女子の予選リーグ、カタール対モンゴルの試合前に、「ヘジャブ」を着用したカタールの選手が、国際バスケットボール連盟の担当者から試合に出場できないことを伝えられたということです。
これを受けてカタールが試合を放棄したため、規定により0対20でモンゴルに敗れました。
組織委員会によりますと、この大会での「ヘジャブ」の着用については特にルールを決めていないということで、今回は、国際バスケット連盟のルールに従って出場が禁止されたということです。
選手の1人は、大会の公式ホームページ上で「宗教上の理由で『ヘジャブ』を脱ぐことができないので試合を放棄した。大会側が決定を変えるまで試合には出ない」とコメントしています。
大会の組織委員会は、今回の経緯を確認したうえで、今後の対応を検討することにしています。
OCA=アジアオリンピック評議会は、バスケットボール女子でカタールの選手がイスラム教徒の女性が髪などを覆う「ヘジャブ」の着用を禁止された問題で、「選手の権利は最優先されなければならないもので、競技を運営する組織は、選手の尊厳と自由を守らなければならない。今後、選手の権利を守るために、この問題に関わる人々が前向きな対話をするよう支えていきたい」という声明を出しました。

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