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磐田 シャムスカ監督解任へ…名波氏の新監督就任が決定的に!

元日本代表MFで磐田の黄金期を支えた名波浩氏
元日本代表MFで磐田の黄金期を支えた名波浩氏
Photo By スポニチ

 J2で3位と苦戦する磐田がペリクレス・シャムスカ監督(48)を解任することが24日、分かった。後任には元日本代表MFで磐田の黄金期を支えた名波浩氏(41)が就任することが決定的。J1昇格への切り札としてクラブのレジェンドに白羽の矢が立った。近日中にも正式発表される。 J2順位表

 名門再建はクラブの象徴的存在であるOBの名波氏に託された。残り9試合で、J1自動昇格圏の2位松本と勝ち点8差の3位。23日の水戸戦に1―4で敗れてJ2優勝の可能性が消滅したことで、クラブはシャムスカ監督のシーズン途中での電撃解任を決断した。関係者によると、24日の総会で解任が報告され、後任は司令塔として黄金期を支えたレフティーに一本化しているという。

 クラブは昨季J1で17位に沈み、初めてJ2に降格。J1復帰を目指す今季は、05年にJ2降格危機にあった大分を、08年のナビスコ杯優勝に導いたブラジル人指揮官を招へいした。前半戦は13勝4分け4敗と健闘したが、他クラブに研究された後半戦は3勝4分け5敗と低迷。システムも4→3→4バックと短期間で変更し、一部選手から「自分たちが何をやるか、そのスタイルがない」との声も上がっていた。

 後任に決定的な名波氏とは、長期政権を見据え複数年契約を結ぶ見通しだ。同氏は95〜99年、00〜06年、08年に磐田に在籍。正方形に配置した中盤の中央に名波氏を配置する「N―BOX」と称されるシステムを操り、J13回、ナビスコ杯2回、天皇杯1回など数々のタイトルをもたらした。98年には日本代表としてW杯フランス大会にも出場。08年に現役引退後はS級ライセンスを取得し、現在は磐田のアドバイザーや解説者としても活躍している。

 磐田では昨季の関塚隆氏(現J2千葉監督)以来、9人目の日本人監督となる。監督経験はないものの、卓越した戦術眼、カリスマ性に加え、誰よりも磐田を知り尽くしており、チームを立て直すのにはうってつけの存在だ。水面下では鳥栖など複数のクラブからも監督就任の打診を受けていた。目下の目標はプレーオフ圏内(3〜6位)から自動昇格圏内への浮上。28日の愛媛戦から指揮を執る可能性もあり、黄金期を知る鈴木秀人ヘッドコーチ、服部年宏強化部長らとともに、強いジュビロを取り戻す。

 ◆名波 浩(ななみ・ひろし)1972年(昭47)11月28日、静岡県藤枝市生まれの41歳。清水商から順大を経て95年磐田入り。99年7月〜00年6月にセリエAベネチアでプレー後、磐田復帰。06年C大阪、07年J2東京Vへ期限付き移籍し08年磐田で現役引退。磐田時代は97、02年の年間優勝など数多くのタイトル獲得に貢献。J1通算314試合34得点。95年から日本代表で活躍。98年W杯フランス大会に出場し、00年アジア杯レバノン大会は優勝しMVP受賞。国際Aマッチ通算67試合9得点。1メートル77、71キロ。

 ▽J1昇格プレーオフ J2リーグ年間順位3〜6位が参加してトーナメントで争う。ただしJ1ライセンスが付与されないチームは除外され7位以下の繰り上げ出場はない。11月30日に準決勝2試合(3位対6位、4位対5位)、12月7日に決勝を行い、優勝チームがJ1に昇格する。準決勝は年間順位上位チームのホーム、決勝は中立地(会場未定)開催。準決勝、決勝ともに90分間の試合を行い、同点の場合は年間順位上位チームが勝者。

[ 2014年9月25日 05:30 ]

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