2014年9月24日20時50分
地域を絞って規制を緩和する国家戦略特区の区域会議が24日午前に開かれ、関西圏(大阪府、京都府、兵庫県)の事業計画がまとまった。iPS細胞をつかった網膜再生治療やロボット支援手術などが対象に盛り込まれた。近く開かれる特区諮問会議で認定される。
計画では、目の再生医療の拠点「神戸アイセンター(仮称)」を病床規制の特例とし、新たな眼科病院30床の整備を認めた。センターは、iPS細胞を使った網膜シートを培養する研究施設を併設し、移植とリハビリを一体で行う。来年中に着工し、2017年度初めの開業を目指している。
医療保険が使える診療と使えない診療を組み合わせる「混合診療」を特例で認める対象には3施設を指定。大阪大付属病院(大阪府吹田市)の卵巣がん治療薬開発、国立循環器病研究センター(同)と京都大付属病院(京都市左京区)のロボット支援手術などが特例の対象となる。
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朝日新聞社会部
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