きゃりーぱみゅぱみゅのホールツアー「きゃりーぱみゅぱみゅの雲の上のHEAVEN'S DOOR」の最終公演が、9月22日に愛媛・ひめぎんホールにて行われた。
7月から15都市17公演を行い、約3万5000人を動員した今回のツアー。ステージは「ポジティブな死後の世界」というコンセプトに沿って、きゃりーらしいカラフルかつポップな世界観で彩られた。本人は「今回は、天国をテーマにライブを考えました。これまで、遊園地やサーカス、お城などいろいろテーマを考えてきて、天国は誰も言ったことがないところで誰も知らないから、私なりの天国を考えてみました!」と説明していた。
ライブは、弓矢でハートを射抜かれたきゃりーが天に召されていくというアニメーションからスタート。ステージ上の大きな扉がゆっくり開くと、そこから真っ白な天使のような衣装をまとったきゃりーが登場し、彼女は歓声に包まれながら「雲の上のHEAVEN'S DOORにようこそ! ツアーファイナル楽しんでねー!」と元気いっぱいに挨拶する。その後は天使姿のキッズダンサー8人を引き連れ、最新アルバム「ピカピカふぁんたじん」から「きらきらキラー」「ファミリーパーティー」「トーキョーハイウェイ」などを一気に畳みかけた。
本編では、“地獄の道案内人・ドクターホー”や“天国の案内人・ミスポニー”というオリジナルキャラクターの活躍するコーナー、きゃりーがオープンカーに乗って歌唱するパート、マジシャンによるショーの時間など、ファンタジックな演出が続々展開された。また、毎度注目度の高い衣装は、アンコールまでに5種類を着用。オープニング時の天使風のAラインワンピースから、黒をベースに蛍光色を配した短いベストとパンツからなるスポーティルック、カラフルでポップなお姫様風のワンピース、髪の毛から衣装まで全身ラベンダー色で統一した大人っぽいテールスカートのワンピースまで、どれも本人が企画段階からこだわったスタイリングだった。
アンコールでは、10月18日からスタートするアリーナツアー「きゃりーぱみゅぱみゅのからふるぱにっくTOY BOX」に向けて「デビューして3年経ち、本当にいろんなことをしてきたいので、もう一度原点回帰をしたいと思ってこのタイトルにしました。わかりやすく言うと『PONPONPON』のようなカラフルでクレイジーな世界を表現したいと思ってます」と言及。このツアーで初めてイリュージョンに挑戦することも明かし、「とにかくすごいことが起きるのでよかったらライブに遊びに来てください!」と意気込みを語った。