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プーチン大統領の政敵 政界復帰に意欲
9月23日 8時06分

ロシアのプーチン大統領の政敵とされ、現在、国外に滞在する元新興財閥のホドルコフスキー氏がロシアの新聞のインタビューに応じ、プーチン政権のウクライナ政策を批判し、政界への復帰に意欲を示しました。

ロシアの経済紙「ベドモスチ」は22日、プーチン大統領の政敵とされ、脱税などの罪に問われて長年服役し、去年12月に恩赦を受けて釈放されたあと国外に滞在する元新興財閥のホドルコフスキー氏のインタビューを伝えました。
この中で、ホドルコフスキー氏は、ロシアによるクリミアの一方的な編入とウクライナ東部への関与について「民族的に近いロシア人とウクライナ人の結束を取り戻す可能性を失った」と述べ、プーチン政権のウクライナ政策を強く批判しました。
また、今後の政治活動については、「ロシア社会でヨーロッパとの関係を重視する人たちが重要な役割を果たせるようにすることが、最重要課題だ」と述べ、インターネットなどを通じてヨーロッパ寄りの勢力の結集を呼びかける考えを強調しました。
そのうえで、ロシアが欧米との対立の激化などで危機的な状況に陥った場合、国政運営について「担う準備ができている」と述べ、大統領職を含め政界への復帰に意欲を示しました。
ロシア大統領府は、ホドルコフスキー氏の発言について、コメントしていませんが、欧米によるロシアへの圧力に歩調を合わせた動きとみて警戒しているものとみられます。

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