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      トレンチ汚染水対策で方針転換

      トレンチ汚染水対策で方針転換

      東京電力福島第一原子力発電所で「トレンチ」と呼ばれる地下のトンネルに流れ込んだ汚染水の対策が難航している問題で、東京電力は、汚染水を抜き取ったうえでセメントを流し込むとしていたこれまでの方針を転換し、汚染水が入ったままトレンチにセメントを流し込むことを検討していることがわかりました。
      福島第一原発では、「トレンチ」と呼ばれる地下のトンネルに高濃度の汚染水が流れ込み、地下水と混ざって海に流れ出していると見られています。
      東京電力は当初、汚染水の一部を凍らせて止水した上でことし7月から汚染水を抜き取る作業を始め、その後トレンチをセメントで埋める計画でしたが、現在も十分に凍らず、汚染水が抜き取れない状態です。
      このため東京電力はこれまでの方針を転換して新たに開発した特殊なセメントを汚染水が入ったままのトレンチに流し込み、トレンチを埋める作業と汚染水を抜き取る作業を並行して行うことを検討しています。
      東京電力は「この作業によって汚染水が漏れるリスクは小さい」と説明していて、近く、この方針を原子力規制委員会に示した上で11月中旬からセメントを流し込み始め、来年1月には作業を終えたいとしています。
      一方、福島第一原発では汚染水対策の一環として1号機から4号機の周囲の地盤を凍らせて建屋への地下水の流入を防ぐ「凍土壁」の建設が進められていて、トレンチの対策の遅れが建設に影響することも懸念されていますが、東京電力は「凍土壁の建設に影響はない」としています。

      09月23日 12時28分