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【ソウルから 倭人の眼】「慰安婦の存在が全て」 韓国、朝日の誤報を不問に対日要求

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【ソウルから 倭人の眼】
「慰安婦の存在が全て」 韓国、朝日の誤報を不問に対日要求

ソウルの日本大使館前で従軍慰安婦問題に抗議する集会の参加者(共同)

 朴槿恵(パク・クネ)大統領自身、8月15日に行った光復節(日本の統治からの解放記念日)での演説で「勝手に隠すことも、否定することもできない歴史の真実」と断言している。韓国の理論では“証明”なんて、どうでもよく、とにかく納得するまで日本が謝って、問題を解決すればいいというのだ。

対日強硬外相の“変身”

 朴大統領はこの演説の中で、日韓国交正常化50年の来年に向け、日本の政治指導者が日韓の懸案(慰安婦問題など)を解決するよう「知恵を絞る」ことを呼びかけた。日本にボールを投げたわけだが、一方的な“丸投げ”といっていい。

 ただ、朴大統領の演説以来、特に9月中旬以降、韓国では対日接近の動きが見え始めている。

 14日にソウルで、日韓の文化交流行事「日韓交流おまつり2014 in Seoul」が開かれたのだが、対日強硬外交を主導してきた尹炳世(ユン・ビョンセ)外相が別所浩郎・駐韓日本大使と、伝統芸能を鑑賞した後、会談した。尹外相が別所大使と個別で会談したのは、昨年2月の朴政権発足で外相に就任して以来、何と初めてのことだった。

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