※ この記事で使用する道具類は決して特別な物ではなく、
全てホームセンター等で手に入ります。※ 当然ですが、この記事の写真は作業の前後でまったく同じ部品です。
一見すると「新品に挿げ替えた」ように見えてしまうので念のため。※ これも当然ですが、この記事の写真は全て磨く前の状態、
いわゆる「洗車しただけの部品」です。その1:メッキ部分の磨き方バイクの中でも特にクルーザータイプやクラシックタイプはメッキ部品を多く使用している傾向があります。
メッキが映えるスタイルですが、手入れを怠るとすぐにくすんでしまいます。
しかし、磨いてピカピカにすれば日差しの強い日は眩しいほどに輝いてくれます!
使用する物↓

①スチールウール(台所用品): 鏡面メッキ部分のサビ・曇り除去(メッキプラスチックもOK)
②真鍮ワイヤーブラシ(固め): 梨地メッキ部分のサビ・曇り除去(メッキプラスチック不可)
③金属研磨剤: 鏡面メッキ部分の曇り除去・仕上げ(メッキプラスチックもOK)
※ 前後サスペンションの摺動部メッキにはオイル漏れの原因となりますので使用しないで下さい↓

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水で流しながらスチールウールで曇り除去後、金属研磨剤で仕上げ↓


部位提供:Honda V-TWIN MAGNAさん エアクリーナーカバー(鏡面メッキプラスチック)
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水で流しながらワイヤーブラシのみでサビ落とし↓




部位提供:Honda V-TWIN MAGNAさん ブレーキペダル&ステップホルダー(梨地メッキ)
その2:アルミ地部分の磨き方バイクの中でも特にロードスポーツタイプに多く見られます。
アルミ本来の美しさを引き立たせるためにクリア塗装のみでコーティングしてあるので、
下地やカラー塗装が無いため塗膜が薄く、簡単に剥がれてアルミサビが発生してしまいます。
白く粉を吹いてみすぼらしくなったパーツを復活させましょう!
使用する物↓

①不織布研磨剤(台所用品): アルミ地部分のサビ除去・研磨キズ除去
②サンドペーパー: アルミ地部分のサビ除去(#600~#1000)
③金属研磨剤: アルミ地部分の曇り・研磨キズ除去・仕上げ
※ 磨く場所に応じたクリア塗料(耐熱や耐ガソリン等)やシリコンオイルがあれば尚良し※ アルミの削りカスは有害ですのでマスクを着用して下さい★腐蝕がかなり進行したエンジン発見↓

★サンドペーパー#600で劣化したクリア塗装とアルミサビを除去↓

★不織布研磨剤で研磨キズを除去↓

★金属研磨剤で鏡面仕上げ↓

★パーツクリーナーで脱脂して養生後、耐熱クリア塗装で仕上げれば尚良し↓

部位提供:Yamaha XJR400Rさん シリンダーヘッド
★サンドペーパー#600で研磨、不織布研磨剤で研磨、耐熱クリア塗装で仕上げ↓



部位提供:Honda Shadow Slasher シリンダーフィン
★サンドペーパー#600で研磨、不織布研磨剤で研磨、シリコンオイルで仕上げ↓




部位提供:Honda CB400SF ver.Sさん シリンダーフィン&クランクカバー
その3:PP(ポリプロピレン)部分の磨き方PPはあらゆるバイクに使用されている柔軟なプラスチックです。
例えばリアフェンダーやチェーンカバー、スクーターのインナー等。
その柔軟性からオフロードタイプの外装に採用されることも多いです。
しかし紫外線劣化が激しく、青空駐車では半年でオセロのように「黒→白」になってしまいます…
PP部分が変色していると「中古臭いバイク」になりますので要注意!
使用する物↓

①スチールウール(台所用品): オフ車の外装に多い光沢のあるPPの研磨
②シリコンオイル: 手っ取り早く復活(長くは続かない)
③ガスバーナー: 復活後も長持ち(コツが必要)
※ ガスバーナーで炙る際、やりすぎると融けてしまうので要注意
(コツはグラタンに焦げ目を付ける時と同じです (笑)
★シリコンオイルは手軽にPPを復活可能ですが、雨や洗車で落ちてしまうため長持ちしません↓

部位提供:Suzuki Address V125Gさん リアフェンダー
★ガスバーナーで炙って復活↓


部位提供:Yamaha CYGNUS Xさん フューエルリッドカバー
★ガスバーナーで炙って復活↓


部位提供:Suzuki DJEBEL200さん チェーンカバー
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水で流しながらスチールウールで研磨↓












部位提供:Suzuki DJEBEL200さん フロントフェンダー&サイドカバー
以上、特殊な道具やケミカルでなくとも使い方次第でバイクをピカピカにできるという証明でした☆
これぞまさしく「磨く悦び」である!! (゚Д゚)
> すんごーくイイ!素晴らしいぃっ!
お久しぶりです~☆ そう言って頂けると書いた甲斐があります (^-^)
> アタイはピカール大好きなの♪
> エキパイを磨く時は「無」になってひたすら磨いてるさ♪
ピカールはとても使いやすいですよね☆
でも確実に「削ってる」ので使いすぎには気をつけて下さいね (^^;
> バイクを磨いてピッカピッカになると気持ちいいよね♪
> 磨いた後に じっくりと眺めては陶酔してマス。w
ピカピカになった愛車を眺めれば疲れも吹っ飛びますもんね!☆!