【注目レビュー】外国人が見た日本のカオスアクションゲー『Galaxy Ninja』の意外な完成度に脱帽
2014-09-22 13:50 投稿
ゴ○ラ(本気モード)が雑魚キャラの
1タップ爽快アクション
海外の人からした日本のイメージといっても、寿司、相撲、アニメ、漫画、オタク、壁ドンと、さまざまあるだろう。そんな“外国人にとっての日本”を詰め込めるだけ詰め込み、カオス化した海外製ドット風アクションゲーム『Galaxy Ninja Ginga NinkyouDen』がリリースされたので紹介したい。
アプリ名からして、銀河忍者任侠伝とすでに欲しがりすぎだが、ステージに登場する敵も、“なんとかレンジャー”のようなヒーローやゴジラ、ヤクザ、果てはキョンシーやジェイソンまで、なんの脈絡も関連もない混沌ぶり。さらに、セーラー戦士に酷似した謎のキャラまで登場。ヒロインの用意もおこたらないあたりに、日本への理解を感じられる。
操作はカンタンなのに
敵がカオスすぎて激ムズ
操作は方向キーによる移動と、空きスペースを押すことによるジャンプのみ。攻撃はオートなので、敵に近づけば勝手に攻撃してくれ、さらにジャンプによる撃退も可能。
また、プレイヤーにはペットがついており、このペットのゲージがマックスになると、一定時間レーザービームが放射される。なぁんだ、いたれりつくせりで簡単そうだ、と思われるかもしれないが、飛び道具を仕掛けてきたり、背後から攻撃してきたりと、とにかく敵の数やバラエティがありえないほど膨大。気を抜けばすぐにライフゲージが減り死んでしまう。難易度は間違いなく高い。
ステージ1にもかかわらず、おびたただしい数のゴ○ラ。映画では見られない超高速移動に、無駄にあせりまくる。接近攻撃もいいが、ジャンプ攻撃で連続ヒットを狙うのもいいだろう。
上下左右からバラエティ豊かな敵、敵、敵……。みるみるうちにライフが減り、死亡。セーラーマ―キュリー「たすけて おねがい」って……。なんのためのセーラー戦士……。ちなみに、彼女を助けることが本作の目的というわけではとくに、ない。
豊富な育成要素でキャラ強化。
ガンダムもペットにできる?
単なるアクションゲームと一線を画すシステムに、キャラの育成要素が挙げられる。ステージ上で獲得したゴールドを元手に、主人公の攻撃力やHPの拡大、ライフゲージが一時的に増大するアイテムなどを購入可能。
また、先述のペットも、このゴールドを使いより強力な性能を持つものを購入することができる。2万ゴールドでガンダムに酷似したペットを購入すると……
より強力で破壊力のあるレーザー砲が!
一回のゲームで得られるゴールドは大体50~100ぐらい。ステータスの一度の拡大に数千、ペットの購入に最低でも1万ゴールドかかる。ステージが上がるにしたがって、一度に獲得できるゴールドも増えるので、まずはステージ1の突破を目指したい。
ちまちまゴールドをためて強力なペットを買うのもいいが、それより、ステータス強化にゴールドを費やして、確実にステージ突破・次ステージでペット購入へ向けてのゴールド稼ぎというやり方をおすすめする。
またステージ中では攻撃がオートで、かつエフェクトもなかなか派手なので敵をバッタバッタと倒していくことの爽快感は当然あるが、だからといって突進していくと敵に囲まれ袋叩きにされてしまう。なので、どのステージでも言えるが、とにかく敵とできる限り距離を置き、様子を伺いながら確実に仕留めていくことが重要だ。囲まれた場合は、左右に方向キーを振るのではなく、ジャンプによる連続攻撃で時間を稼ぎ、ペットのレーザービームで一網打尽というやり方が一番効率的だと思う。
カオスなステージは全6種!
相当やりこまないと全クリは難しい
筆者は何十回も死にながらも、なんとかステージ2へと進むことができたが、そこのカオスぶりはステージ1の比ではなかった。
現在、筆者はステージ2で詰まっているところだが、全部で6のステージが用意されている。
日本へのイメージの“ちらかしっぷり”が良い意味でひどい本作だが、だからこそプレイしていて飽きずに、突如として出てくるアニメキャラや特撮ヒーローに変なトキメキを感じることが多々あった。
ドット絵のゲームに無条件にアンテナが反応してしまう人はもちろんのこと、そんなおっさん世代のゲームなんて知らないという人もその奇妙で完成された世界に半笑いで没頭してしまうことに違いない。
Galaxy Ninja Ginga NinkyouDen
- メーカー
- Naomic Soft Co., Ltd.
- 配信日
- 配信中
- 価格
- 無料
- 対応機種
- Android 2.2 以上
- コピーライト
- (C)Naomic Soft Co., Ltd. 2014