気付いたらブログの記事が100になってた。
101回目の記事と言うことで101回目のプロポーズは訳あって出来ませんが、少し長くなりそうな話ですけど、墓場まで持ってくつもりだった話を告白しようと思います(((^^;)
101記事目の告白
ずいぶん前の話ですが、僕は最初で最後になるであろう
『満員電車』に乗った
日頃から電車にすら乗らないけど、その時は県外のいとこの家に遊びに行っており、近くに遊ぶ所もないため電車で栄えてる街へと向かった
満員電車なんて味わった事のなかった僕は、ちょっとしたアトラクションに乗るような、子供に戻った気持ちだった
身動きが取れないほどでもなかったのが幸いだった
ギニュー特戦隊
電車の中、僕といとこを囲むように、右にオジサン、左もオジサン、前にもオジサン!後ろにJK。
吊りがわの真下だったのが唯一の救いだった。
気になるのは、ずっとペチャクチャうるさいJKだった。
「まじでぇー?」「うけるぅー」と、よくわからない話でうけ続けてる。でも僕は気になった。JKの顔が!
JKは4人。確率で言うならば1人ぐらいは可愛いはず。
「可愛い子の吐いた二酸化炭素を吸い込もう!」と思うのは男の性である!
僕の心を悟ったのか、電車が駅に止まり、人が出て行き、逆にさっきよりも沢山の人が乗車してきた!
「マジか!やばーっ」と思ったけど、しっかりと目的は果たした!
JKの顔を確認した!結果、残念だった…
しかし、1人おかしな奴がいた。
眉毛がない。目付きが怖い。自信に満ち溢れた顔。
まさにギニュー隊長が1人混ざり混んでいた!!うるさかったのはコイツだ。
僕はJKへの忠誠心を持ち合わせてる!そんな僕でさえ、この時ばかりは忠誠心を忘れてしまっていた
ギニュー隊長「痴漢されたらどうするぅ?」
周りの顔ぶれは変わらないものの、さっきよりもギュウギュウ詰めになった僕。
もちろんギニュー特戦隊の方たちもギュウギュウ。
そんな中、ギニューが「こんなに人がいたら痴漢されるかもよ?」と、言っていたのが聞こえた!
周りみんなが思っただろう「お前はないない」と。
しかし、世の中は平等社会!
こいつでさえも、女に入る。僕は聞いた事がある!
『痴漢をしてなくても女に痴漢と言われたら痴漢になる』と。
僕は両手で吊りがわにつかまった。
電車内が戦場と化した瞬間でもあった!
臭くね?
ギニューの勘違い発言からすぐ、僕は広告を眺めたり、エアコンを眺めたりしていたら
嗅覚を刺激するニオイがしてきた!!
言わなくてもわかるそのニオイ。オナラである
軽い感じのニオイではなく、まさに『ザ・オナラ』のニオイ。
密室の空間でこのニオイはヤバイ!僕はチラッと周りを見渡した!
すぐに理解した。「みんな感じてるな!」と。
"キョロキョロと周りを見渡す人"
"ムッとした表情で鼻呼吸を止めてる人"
"我、関せずと言わんばかりに微動だにしない人"
"咳払いをし、自分じゃないアピールする人"
さっきまで、うるさかったギニューたちも大人しくなった。
「こうゆうとき人は無言になるんだ。それが人の優しさでもあるのかな」と思った。
しかし臭い!鼻をつまみたいが、両手とも吊りがわ。
手を離すと痴漢の疑いをかけられる可能性がある。
色んな意味で嫌な空気の中僕は、僕の手を吊りがわへと導いたギニューに怒りを感じた!
竹の子にょっき
竹の子にょっきと言うゲームを思い出した!
簡単に書くと「1にょっき」から始まり「最後まで残った人」か「言葉が被った人」の負け。
経験上、大抵どっかで被るので、最後まで黙ってた方が負けない。
しかし、先に言っといた方が、もう負ける事がないため安心。
『どっちを取るか?』この状況と、今回の事件は似ている!
「我関せずと黙っておく」か「自分じゃないアピール」をするか!!
どっちがより疑われないか。電車内はそんな空気が溢れていた
僕はオナラに関しては人を疑わない!!そう育ってきた
許さん!ギニューめ!
『当たり前の事が幸せ』
そう気付かせてくれたのは、電車の駅。
また駅につき、電車が止まって何人かの人が降りて行った。それと同時に、清々しい空気が車内を包み込む。
まだ『満員電車』ではあるが、少し余裕が出来た!
ニオイが我慢できなかったのか、降りる予定だったか、僕たちの両隣にいたオジサンが降りたから。
しかし、調子に乗ってるギニューがとんでもない事を言い出した!
「やばかったねー、うけるー。絶対さっき降りたオジサンだよー。こき逃げこき逃げうけるー」と他のJKに言ってた!
僕はオナラに関しては人を疑わない。そして自分以外の人でも、根拠なしに疑う人は嫌いだ!オナラだけは!!
そして、僕は知ってる。オジサンじゃない!
許さないギニューめ。
悪に手を染める
僕は決めた!「オナラの犯人をギニューにしよう」と。
作戦を考えた。
1、まずオナラを待つ
2、いとこに「またかよぉー。さっきも後ろからニオイ来たけどまた後ろからかよぉー」と先手必勝する
3、「昨日は桃とかイチゴしか食べてないから」と臭いニオイは自分からは出ないアピールをする
イメージは完璧だった!
いとこ「次の駅で降りるよ」
僕たちの降りる予定の駅を聞いたら次だった。時間がない!
時は満ちていた!!すると、待ってました!と言わんばかりに、ザ・オナラのニオイがしてきた。
『オナラのお手本』かの如く、鼻につくニオイ。
もしも、この現場が事件だとして、目撃情報を集めたら
みんな声を揃えて言うだろう
「二回とも、ニオイが一致していた」と。
ニオイの出所を探す人も数人いた。
少し僕は焦った。出所は確実に僕の周辺だ。容疑者に僕の事を含んでる人もいるはず、、
「お前か……」とでも言いたげな、いとこ。
『目で語る』とは時に残酷で、いとこを含め何人かが僕を見た。「お前か…」の目で。
パニックになった僕は、何とか状況を変えるべく
「昨日は桃とか食べたし」と、周りに聞こえる程度の声でいとこに伝えた。
戦場を共にした、いとこだけは信じてくれれば、それで良い!
何人かは、きっと僕を容疑者から外したと思う。
勝利を確信した!
再度、無言に包まれた電車は気まずさと切なさでが入り乱れるなか、駅に着いた。
優しい国、日本
ニオイの出所、それは確実に僕の周辺にいる5、6人なのは間違いない。
それはみんな気付いてるはず。それなのに誰も声に出して犯人探しをしない。無言を貫く!
調べればわかりそうなものなのに、、
空気を読んでの事なのか、僕はそんな日本の優しい気持ちが伝わってくる1日になった。
この日僕に関わった人、ありがとう。そしてごめんなさい。
本当は空気を汚した犯人は僕です
僕という存在が、その時いた人たちの生涯の中で
関われた事、『僕が生きてた証』が刻まれた事に感謝します!!
そしてギニュー隊長、ごめんなさい。
一番、ニオイをマーキングしたうえ、責任を擦り付けようとしました。
本当は前日、にんにくラーメンを食べました。ごめんなさい……