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富士山山頂を京都から撮影9月22日 18時03分
富士山から261キロ離れた京都府内の山から、富士山の山頂が撮影されました。
専門家によりますと、京都府内からの撮影が確認されたのは初めてで、これで富士山が見える都道府県の数は、20都府県に増えました。
富士山が撮影されたのは、京都市と、滋賀県高島市の境にある尾根です。
撮影した奈良県天理市の住職、新林正真さんによりますと、21日の夜明け前に、2時間かけてこの尾根にのぼり、日の出前の午前5時20分ごろ、富士山の方向を望遠レンズで撮影したところ、山頂が写っていたということです。
このため、専門家が地理の情報を分析できるコンピューターソフトを使って確認したところ、京都府から見える山の位置や形などから、富士山で間違いないと判断したということです。
京都府内から富士山を見ることは、理論上可能とされてきましたが、撮影されたのは初めてで、これで富士山が見える都道府県の数は、20都府県に増えました。
撮影した新林さんは、「尾根に1か所だけ、富士山の方角に向かって開けたところがあり、撮影することができた。とてもうれしい」と話しています。
また、長年、富士山の観察と研究を続けている明治大学非常勤講師で、写真を分析した田代博さんは、「京都からは撮影できないだろうと思っていたので、快挙だ。次は、より鮮明な写真の撮影に挑戦してほしい」と話していました。
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