トラベリング・オーガスト(後編)

※注意:ここには、MMじぇみにの独断と偏見、及びそれに伴う否定的な表現が含まれます。
閲覧に関するトラブルには一切関知いたしかねます、予めご了承ください。


■トラベリング~に辿り着くまでに起こったトラブル等

・チケット先行販売、大多数が抽選漏れに(無論、その中にMMじぇみにも含まれる)
・その数時間後に大量にヤフオクにで回るトラベリング~チケット
・チケット一般販売、開始1分程度で瞬殺
(ひとまずコネでチケットを手に入れることには成功しましたが…)

・注意事項にある「サイリウム・鳴り物の使用禁止」で、コンサート=ライブと考えている人の多さが発覚

・当日の出演…演奏:ActivePlanetsという表現に不安が増大
「当日スピーカーから流れる音楽に合わせて歌手が歌うという内容だったら金返せなレベル」という発言が飛び出す
※なぜこういう発言に至ったかについては後述します。

■ActivePlanetsが嫌いなオーガストアレンジャー

結論から言いますと、MMじぇみにはオーガストの楽曲担当「ActivePlanets」が嫌いです
これだけオーガスト作品の同人を作っているにもかかわらず、ですが…
実際、オーガスト作品の楽曲はクオリティが高いものが多いです、しかしそれでもこういう発言が出てくる…まずそれに至った理由について、語っていこうと思います。

オーガストファンboxでその前身を築き、よあけなでそのネームを世に放った、オーガストの音楽制作集団「ActivePlanets」
よあけなでは多彩なBGM・主題歌を作り、今のオーガストの地位を確固たるものにしたと言っても過言ではないと思います。
そして、それに触発されて、オーガスト作品での同人音楽活動も始めるに至りました。

ただ、それによる期待があまりにも膨れ上がりすぎたのはあるのかもしれません…
次の作品「FORTUNE ARTERIAL」では、楽曲に対して「なんか今ひとつ盛り上がりに欠ける…」「悪い意味で平凡…」という感じがしました。
でも、それはあくまでもプレイしての感想であり、その名前を嫌うに至る要因にはなりませんでした。
ただ、初回版に付いている特典のアレンジCD…これが歪みの始まりでした。
作中のBGMや主題歌のセルフアレンジを収録したものですが…
当時専門学校で楽曲制作をガッツリと学んでいた身においても「このアレンジはないだろ…」というものばかりでした。
(もちろんその中には良いアレンジもありますが、1・2曲程度でそれ以外軒並みそんな感想だったのを覚えています)
時おなじくして、ActivePlanetsの中身にDJの割合が高いということを知ります。
同時に、音ゲーなどで活躍している有名ドコロが携わっているということも知ります。

追い打ちをかけたのはその後。
FORTUNE ARTERIALの公式アレンジCDが出ることになり、そのラインナップを見たところ…

その大半がDJだった

ことを受け、怒りは最高潮に達しました。


  公式「各方面の楽曲制作の最先端で活躍する音楽制作集団ActivePlanets」


「何が各方面の最先端か、精鋭音楽集団を掲げて実際はDJ共の単なる戯れ事ではないか!羊頭狗肉!」

こうして、長きに渡る、アンチActivePlanets時代が始まりました。


その後、よあけなMC発売に至り、相変わらず音楽に印象が残らず…次回作「穢翼のユースティア」発売の情報を知るに至ります。次回作はライトな学園モノから一変、ファンタジーの作品となるわけですが、べっかんこう氏の絵柄に惹かれてオーガストを支援していたわたしであっても、もし次回作でもBGMが電子音系だらけだったら、もうオーガストからは背を向けよう…そう思った。

だが、その1年後、意外なきっかけが訪れることになる。

■ユースティアとの出会い

2011年3月11日といえば、今もなお原発問題が尾を引く東日本大震災の当日…
これに伴いユースティアの発売は延期となったが、オーガストに対してどう身を固めるのか…その思いを背負い購入する。

杞憂に終わった。
世界観に沿ったアコースティック・オーケストラルな楽曲、主題歌も雰囲気を崩さないものだった。
個人的にオーケストラ系が好きと言うのもありましたが、それを除いても音楽はいいものである、そう思えました。
ひとまず、オーガストを見限るのは保留しようと…(ただ、シナリオの一部では酷評がありましたが、それはまた別のお話)

だが、意外な事態を迎えることとなる。
ユースティアの発売から半年、早くも次回作の情報が公開されたのだ。
舞台はふたたび学園モノに戻る…「大図書館の羊飼い」である。
これを機に、再びActivePlanetsの名のもとにDJだらけになるんじゃないか…不安は再び蘇った。

だが、2011年冬コミ…
そこでの一つの出会いが、転換期になる。
ユースティアの楽曲制作を担当した、ActivePlanetsの中の人、スミイ酸(sumiisan)氏との対面だった。

僅かな時間ですが作品交換や話をして、そこで気づきました。
ActivePlanetsの中の人は絶えずその中身が替わっていること、ずっとActivePlanets=DJ集団という括りに縛られ、脱却できなかったことに。
ただ、それでも即座に楽曲制作の名前から嫌悪感を覚えることから解放される、ということには至ってはいませんが…それが1年半後に「なぜオーガストはActivePlanetsという名前を掲げるのか」ということを考えさせることにつながるのでした。

■そして、トラベリング・オーガストへ

おそらく、演奏:ActivePlanetsということに対してなぜ激昂したのかという理由はなんとなくわかったかと思います。つまり、当日、「予め収録されたものを流し、それに合わせて歌うだけ」という予想があったからです。
実際は、物販販売の当日プログラムに「コンマス(コンサートマスター)のコメント」が記載されているというところを見て、その可能性はなくなりましたが…例えに「寿司屋であら汁が注文できるのは魚を実際に捌いている証拠」と挙げましたが、そんな感じです。
もし予め収録されたものを流すというのであれば、演奏者を呼ぶ必要など無いからです。とはいえ、オーケストラコンサートをイメージしていたので、ストリングスセクション(6人編成)というのは予想外れという感はありましたが。

ここでやっと気づきました。
演奏:ActivePlanetsの正体と、オーガストの楽曲制作担当がActivePlanetsである理由に。

言うまでもないですが、トラベリング~で演奏していた方は、オーガストの楽曲制作(作曲)には携わっていません。でも、演奏者も、楽曲制作者も、関係ないDJも、オーガストの楽曲に関わる人間すべてが「ActivePlanets」と一様に称されます。
その理由は…

■なぜオーガストの楽曲担当はActivePlanetsなのか

MMじぇみにが長い間に渡り歪みに苦しめられた背景には、ActivePlanetsの解釈を間違っていたところにあります。
楽曲制作集団という「クラスルームのような枠組み」というのが正しい解釈であり、MMじぇみにのような「そのクラスに所属する生徒全員」と解釈してしまうと、名前を聞いただけで嫌悪感を生じるということになりかねません。つまり、時間経過により、「ActivePlanets」という教室にいる人が異なるのです(実際構成員の中にはワーグナーもいますし(笑))。トラベリング~で、演奏:と表記され今回の公演に至ったことで、やっとそれに気づくことが出来ました。


これの利点は、色々とあります。
まず、オーガストからしてみれば、どんなジャンルでも中の人の構成を変えれば対応できること。ユースティアがいい例です。
そして、ActivePlanetsの枠組みのもとに任意の歌手が作品に関与している場合、その歌手のファンを作品の購買層に引きこむチャンスが出来るでしょう。特にツイッターではトラベリング~に参加する人の中には歌手目当てで参加する人が多かったので、尚更かと。
また、演奏者の側からしてもその理はあります。それは今回、トラベリング・オーガストで発揮されているように思えます。

オーガストの音楽コンサート、大きなイベントとはいえ、傍から見れば「18禁ゲームの楽曲を扱っている」ということになります。どんなに大きなイベントであっても、高尚なイベントであったとしても、そこにある18禁・アダルト…そういう響きは少なからず演奏者の肩書に悪影響を及ぼしてしまう可能性も否定できません。
つまりを言えば、ActivePlanetsという枠組みを隠れ蓑として守っているわけです。

そして3点め…
この3点目こそ、わたしがActivePlanetsを批判していた理由そのものということに気づきました。

「さまざまな音楽シーンの最先端で活躍する楽曲制作集団ActivePlanets」

今思えばその通りです。実際に、ユースティアや大図書館の楽曲のクオリティは高いです。
ただ、残念ながら大図書館のサントラの中に収録されているリミックス版は、「いや、このアレンジはありえない…ないわー」というものでした。そう、ActivePlanetsの中の人にも、楽曲制作のクオリティにはばらつきが出ます。
最近のオーガスト作品を担当している、スミイ酸氏や小高光太郎氏(あと最近は聞きませんがKors.K氏)のような高いクオリティを持っている人がいるのも確かですが、残念ながらDJの内輪というだけで引っ張られてきたような方も居ます。しかし、ピンきりこそあれ、楽曲制作集団ActivePlanetsという名のもとでは、中の人全てがその中の高い人の評価に修正されてしまう、そういう世間評価があります。わたしがなぜActivePlanetsを嫌っていたのか…そこには、そういう枠組みに対する評価によって個々の実力までもが不当に引き上げられ同じように評価されてしまうということを懸念したためです。

わたしはオーガストに一つの意見を出そうと思っていました。
ActivePlanetsという名前を廃してほしい、と。

そこには、本当に評価したい人をわたしは評価したい、素晴らしい枠組みによって不当評価をされ、羊頭狗肉のようなことになるのはやめてほしい、そして、わたしのように、一部の不当評価によっていいものを含む枠組みがすべて悪いとみなされる事例をなくしてほしい…そういう思いがあります。
(これはボカロでも同じことが言えたりしますが)

しかし、これは差し出しを見送りました。

実際オーガストの音楽も最近はクオリティが安定していて、おそらく今後も悪いようにはならないでしょう。スタッフロールで作曲者も「作曲:ActivePlanets」とひとくくりにせず、作曲者の名前がしっかりと書かれていましたし…楽曲制作の枠組みで一括りにすることに疑念を抱く方は決して少なくない、と思います。
ただもし今後、ActivePlanetsという枠組みにあやかってその信頼を貶めるような事が起こったら、その時はそこだけを切り捨てればいいと考えるだけです。

なので、お気づきのかたもいるかもしれませんが、新譜「大図書DIVAs」、スリム版「弦楽のユースティア」には「作曲:ActivePlanets」という表記はありません
作曲者の名前が書いてあるだけです。そこには、楽曲を作った人に対して、正当な評価がされますようにという思いを込めてあります。


ここまで暴言混じりの文面にお付き合いいただき、ありがとうございました。
おそらくこれについては「嫌ならオーガストから手を引け」とか「オーガストを批判するのか」とかそういう批判も出てくる可能性もあるでしょう。
しかし、ずっと前から胸にとどめていたことをここで吐露することにより、一人でも多く、いいものをいいと純粋に評価することができる…つまり、ひとりひとりの個性や観点を尊重し評価されるようになるきっかけとなればと思い、今回投稿に踏み切りました。

いいものにはネームバリューが付きます。
しかし、ネームバリューは作品のクオリティを上げる要因にはなりえません。


いいものがいいと評価される、そんな時代の到来を願って、後半を締めたいと思います。
ありがとうございました。
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