たかちのおんがく

サウンドクリエイター「NRTサウンド」所属、NR-Takaの音楽置き場。東京進出を目指し、楽曲制作のお仕事を募集しています。


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皆さん、おはようございます。

現在の作業機であるiMacは、コレまでネット環境に繋いでいない状態で作業していました。
たとえつないだにしても、iMacでインターネットを主に行う、ということはないのですが…コンピュータウイルスなどの脅威があるので、できるだけネットワークに接続はしたくない、というのが本音ですね。本当のところを言うとウイルス対策ソフトを導入するのが億劫だったり

しかし、ちょっとした事情により、2014年は仕事をこなして機材を新調するどころではなく、まず機材(特にソフトウェア)の新調ありきという状態になってしまいました。それに備えてOSをアップグレードする必要があるため、作業用iMacをネットに繋ぐということに至りました。MacのOSはこれまでネット接続せずに10.6.8まではアップ出来たものの、10.7以降については、OSをオンラインでダウンロードしかアップグレードする手段が無いためです。実際、ソフトウェア音源でも、10.7以降対応、というものも少なく無いですし。

そして目に入ったのは、MacOSの最新版、10.9「Marverics」
10.7、10.8と違って、無料ダウンロード可能、ということで、早速ダウンロードしてみた。

…その途中にAppstoreのアカウント作るにはクレカが無いと無理なのか、詰んだ!!とかMacでiTunesが立ち上がらない(アカウント作成にはiTunesを経由する必要が有るため)、詰んだ!!とかで右往左往したのはここだけの話ですが。


そして、OS10.9を導入してみた。
以下、そのハイライトです。

・Logic8 一部サードパーティ製プラグインが使えない→特に支障はないので現状放置

・ProTools8 そのものが立ち上がらない→手動で最新パッチを当ててアップグレードしたら何とか立ち上がる
・それ以外のサードパーティ製プラグイン:問題なく起動


ひとまず、新OSで楽曲制作の必要最低限はできることがわかったのでよかったですが、その対応や新OSで動くかどうか、という気がかりでその日1日は摩耗していました。最悪、クリーンインストールしてコレまでたどったインストールラッシュをもう一度味わうのか…とまで考えました。
ProToolsは11では、先日OS10.9に対応したパッチが出た、というアナウンスはありましたが、ソフトウェアが立ち上がらないということが作業の致命傷になりかねないということを身を持って思い知らされた1日でしたね…願わくば、OSがアップグレードされても、コレまで使用しているソフトが難なく動く…OSのアップグレードによってソフトが動かなくなる心配がない、という保証があればいいのですが。


OS10.9導入を考えている皆様には、一度ダウンロード開始ボタンを押す前に、主力として使っているソフトが10.9導入でどうなるのか等、下調べをしてから導入に踏み切ることをお勧め致します。

おそらく、iMacを新調するその頃には、安心してOS10.9を積んだ新型に乗り換えられるとは信じていますが。
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皆さん、おはようございます。

2014年になり、仕事始めも過ぎたので、東京進出を目指してやってみようと思ったことに着手していこうと思います。

以前、Ewiはmidi入力機器と書きました。当然ながら、midiキーボードのようにリアルタイム入力が可能です。エクスプレッションを同時入力できるので管弦楽器については相性が良いですが、単音しか入力できないのでピアノやギターなどの複音楽器の入力には不向きです。それもお話したかと思います。

ただ、現在手元にあるEwi4000sには、内蔵音源が積んであり、それが積んでいる内蔵音源の音が、Ewiらしさを出すこともあり、この音色を何とかして使えないか…と考えていました。もちろん、ライン接続してオーディオ録音すれば可能ですが、それではOKテイクが出るまでオーディオファイルを重ねなければならない点や、微妙なニュアンスの手直しができない点など、制作の上での不便が目立ちます。

Ewiを外部音源として演奏させることができれば…!!


というわけで、Ewi(以下断りがなければEwi4000sのことを指す)を外部音源として演奏させる方法を試しました。なお、内蔵音源のないEwi-USBでは実践できません。

※今回はLogicでの扱い方を説明しています。他DAWについては設定などが異なります。


Ewi裏面


Ewiの裏面です。
コード類が5本刺さっていますが、上から、電源、midi-in、midi-out、ヘッドホンアウト(今回はモニターアンプにつないである)、ラインアウト(オーディオインタフェースに接続)です。
 midi接続が正しければ、Ewiを吹いた際にmidiキーボードを押しているのと同じように、入力されているmidi情報が表示されます。ソフトシンセのトラックの場合は、ソフトシンセの音が出ると思います。Ewiを吹いてみてもうんともすんとも言わない場合、midi設定を見なおしたり、接続を確認してからDAWを再起動するなりしてみてください。


まずは、Ewi演奏用のトラックを用意します。
トラックを新規→外部midi音源を選択します。
トラックのポート設定も必要です。midiキーボードとオーディオインタフェース双方にmidiポートがある場合は、接続している機器のmidiポートをポート接続先に選択します(midiチャンネルは1にします)。

準備ができたら、DAWを録音再生にして、リアルタイムで演奏してみましょう。
midi入力が問題なければ、入力したものがmidiデータとして記録されます。エクスプレッションやベロシティが入力されない場合は、そのコントロールデータが無効になっているので、Ewi本体で送信する情報を設定します(コレについてはEwiの説明書を参照)。

次に、ヘッドホン出力端子に、ヘッドホンもしくはアンプ(ステレオ接続)を接続して、このmidiデータを再生してみましょう。自分が吹いた通りの音がEwiから出力されれば成功です。
もちろん、midiキーボードで入力したり、ピアノロール上で入力したmidiリージョンを置けば、それを演奏に利用させることもできます。

ノート実験

※画像の発音タイミングは全ノートとも同じノートオンタイミングです。

□試聴□ 上のノートイベントを演奏

…なので、Ewiでの入力では不可能な複音の再生も可能です。
但し、その場合、2音までは同時発音が可能、3音以上になるとそのうちの2音だけを発音し(そのため、画像4小節目ではE→Ebが省かれ、音の聞こえ方が変わらない)、2音以上発音している場合に別のノートオン情報が入ると、あとのノートオン情報が優先されてこれまで鳴っていた音が1つ強制的にノートオフされます。
※Ewiではホールド機能を使えば同時に2音鳴らすことが可能ですが、2小節目のようなハモリは実演できません


超絶

下のオレンジのパラメーターはピッチベンドです


□試聴□ 上のノートイベントを演奏

もちろん、こんな超絶技巧を再生させることも可能です。
但し、当然ながら人間味が全くなくなってしまう形になってしまい、それだったらわざわざEwiで演奏させなくても…ということになります。なので、リアルタイム入力したEwi演奏の情報をDAW側で微調整する程度にとどめておいたほうがいいでしょう。

ひとまず、Ewiで入力した演奏データをEwiに演奏させることができる、というのはわかったかと思います。当然、ライン接続してコレを再生させれば、再生させた演奏をEwiの演奏としてオーディオ録音できます。オーディオ化したEwiの演奏は修正するにはmidiデータ修正に戻ってオーディオ化し直す必要はありますが、いちいち録音の度にEwiを吹くことと比較すれば効率的です。
(あまりにも手直しがひどい場合は録音し直す方が早いですが)

Ewiには内蔵エフェクタが備わっていて、リバーブやディレイを掛けることも可能です。
DAW上でリバーブ感が足りなかったりディレイ感を調整したい場合、ドライな音で録音する必要がありますが、Ewi内蔵のエフェクタがかかった音が心地良い感じに調整されているのであれば、エフェクトのかかった音を録音するのも有効です。入力の際はエフェクトをオンにして、録音の際にエフェクトを切る…もしくはドライの音、ウェットな音両方を録音してどちらを使うか検討するのもありかもしれません。

今回のEwiを演奏させる方法については、ハードウェアシンセでも同じことができます。
ソフトシンセは場所を取らないなどの利点はありますが、ハードウェアシンセは魅力的な音が多く直感的に選びやすいので、いずれ持っておきたいなと思うところですが…

寝る場所と根っこ(電源)の確保が課題となりそうです。


ひとまず今の目標は、Ewiを使った曲を制作することです。
がんばりましょう。
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新年、おめでとうございます。
2014年が、皆様にとって良い年でありますよう。

去年はNRTサウンド第1期であり、「投資の年」となりました。
仕事を請けつつ、機材強化に充て、制作環境がそれなりにリファインされましたが、それでも尚、まだ投資の必要性は残っています。精力的に仕事をこなして、機材強化を、と考えております。

2014年の目標ですが、目指すは飛躍です。
目標を東京進出に定め、仕事の安定を確立、機材強化、万全の楽曲制作の態勢を整えて東京近郊に陣を構えたいと思っています。
…結局のところ、2012年の5月に、プロダクションで説明会に足を運んだのですが、プロダクションに近い首都圏に住む人にはすぐに仕事説明日程の打ち合わせをしていたにもかかわらず、地元在住の人間にはそういう話がなく、結局仕事之しの字もなく自然消滅してしまった、という経験があり、また、少なからず地方在住というだけで箸にも棒にもかからないケースもあることが、東京進出へのこだわりの最たる理由となっていると自負しています。
それに、レコーディングスタジオの数も東京近郊は気軽に使えるスタジオが地方と比べて圧倒的に多く、今後主力楽器をレコーディングできるようにしようと考える上ではスタジオまでの利便性は避けては通れません。お得意先のスタジオを擁しておけば、スタジオの利用を通じて、色々なプレイヤーの方とも知り合うこともできるでしょう。それは、いいものです。

東京進出に向けて、機材強化の必要性がまだあると書きましたが、現段階で強化の対象となっているのは、iMacとオーディオインタフェースの2点です。
現在制作に使用しているiMac(2011年最新版)でも制作には問題無いですが、今後いいソフトシンセを導入することが予想され、そのためには高い処理能力とメモリ容量が必要になります。もしいいソフトシンセを持っていたとしても、それがDAW上で頻繁に再生中の処理遅れを引き起こしたり、最悪DAWがハングアップしたりといった事態を度々引き起こせば、せっかく購入したソフトシンセも使わなくなりますし、何より作業効率を貶めます。作業ができるのにわざわざ大金を擲つのはもったいない…と思う声もあるかもしれませんが、そこを追求できるかどうか、現在進行形と未来形の差分に価値を見出し投資できるかが今後の仕事に大きく影響を及ぼすと思っています。いい機材を使えば必ずしもいい仕事ができるとは限りませんが、現在の機材に問題を抱えたままであれば作業に悪影響を及ぼす可能性は容易に察することができます。

もちろん、機材強化はあくまでも通過点に過ぎません。
この1年で機材強化まで辿り着けなければ、見切り発車で東京に進出しても支出に潰され、不名誉な撤退を余儀なくされることでしょう。逆を言えば、機材強化という目標を通過できれば、東京に進出し、様々な支出と闘いながらでもやっていける証明になるでしょう。もちろん、偏差がプラスに傾いたから達成できたというケースもあるので、両手放しで喜ぶのは早計ですが…ただ、無鉄砲を貫くより安全性は高いとはいえます。

正直いって、2014年、東京進出こそ目指しますが、本番はその後だと思います。
とにかく、飛びます。
飛べる限り、飛びます。


2014年も、NRTサウンド、よろしくお願い致します。
楽曲制作の交渉やお見積、お待ちしております。


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