いざいざDTM講座 編曲編第2回 midiを学ぼう
■講義の前の注意■今回からの講義は、DAW上で「ソフトシンセ」を使用することを前提に行います。
各自、DAWについて必要最低限の扱いができる(DAWを用いて楽曲制作ができる、オーディオインタフェースの設定、音が聞こえる、リアルタイム入力ができる)ものとして講義は進めます。
DAWの扱い方などについては、専門的に扱う別のサイトを参照されますよう、お願いします。
また、ソフトシンセを使う都合上、midi音源を使用する、midiデータそのものを作る、という場合に触れるべき要素であっても触れない要素もあります、ご了承下さい。
皆さん、おはようございます。
編曲編第2回は、DAWでの作業を前にした、準備回とも言えます。
唐突ですが…midiって何ですか?
1990年代後半にインターネットに触れていた方であれば、ご存知かもしれません。
あの頃は、Yahooジオシティーズといった個人サイトが溢れ、そういう個人サイトたちに頭ひとつ抜き出よう…と言わんばかりに、サイトのトップページにくると突如midiで音楽が流れる、というのがありました。
midi鳴ります!音量注意!という警告があるのがmidiの流れるトップページだった…そんな遅すぎる警告もよくありました。そして、サイトのコンテンツに移動すると音が消え、トップページに戻り、また頭から再生される…そんな時代もありましたが、20世紀末にその次代は突如、終焉を迎えます。
JASRACによる、個人サイトmidi狩りです。
その当時、個人制作の規模でJASRAC登録曲をmidiにしたものがあちこちに溢れ、それを個人サイトで使用していたり、配布してたりしました。
しかし、それに対してJASRACは登録曲の無断使用ということで、登録曲のmidi使用をしないよう警告しました。
…このあたりからJASRACに対して嫌悪感を示す人が激増したと思われます。わたしもその一人です。
無断使用を推奨するとかそういうわけではないですが、無用に厳しい制限を課すのは音楽コンテンツの衰退を招きかねないと危惧する人は少なくないでしょう。
それはさておき…
midiって何でしょう?
それなりに大多数の方が「音楽ファイル」と思っているかもしれません。
音楽ファイルといえば音楽ファイルなのですが…
…正解は
楽譜です。
とはいえ、人間が読むための楽譜ではなく、コンピュータが読むための楽譜です。
midiには、以下の情報が含まれています。
・ノート情報(要は譜面)
・楽器セットアップ情報(要は楽器設定)
・コントロール情報(出音を制御する情報)
・その他情報(コピーライト情報、Vocaloid midiの入力文字情報とか)
これら情報を読み、コンピュータが積んでいるmidi音源(内蔵または外付け)に送りmidi情報に従って演奏することで、音が鳴ります。当然ながら
midi音源を積んでいないコンピュータでは音が鳴りません。
また、midiデータはあくまでも楽譜、こういう演奏情報で演奏しろという程度の情報しか積んでいないので、再生環境により楽曲の聞こえ方が異なります。特に、外部midi音源で再生する環境下で制作されたmidiデータでは、外部音源に依存する設定を組み込んだ場合普通のコンピュータでは再生できません。充実した制作環境で作ったmidiファイルも、そうでない普通のコンピュータで再生すると「アレっ!こんなはずでは…」ということになってしまいます。
midiで再生する音楽は、相対的なものということですね。
…とまあ、midiの説明はここまで。
今回はソフトシンセにおける、必要最低限のmidiについて講義します。
■ピアノロール基本的にこの講座では、APPLE Logic Proの画面を用いて説明します。
LogicはMac専用のDAWなので、Winで制作されている場合、導入するにはMacを購入することから始めないといけませんが…
とはいえ、ほとんどのDAWはどれもそれなりに作りが似ていると思います。
これが、ピアノロールと呼ばれる画面です。
ボーカロイドを扱っている方は、ご存知かと思います。
ここは、横軸が時間(小節、タイミング)で、縦軸が音階です。
ペンツールを使い、C3にマウスでドラッグしてまっすぐに引くと、こんな感じで描いたものが出てきます。これがノートです。
1拍の長さを持っているので、C3の4分音符と同じです。
この長さを半分にすれば、8分音符、更に半分で16分音符です。
逆に、長さを2倍にすれば2分音符、4倍にすれば全音符になります。
このように、DAW上でノート情報などを入力することを、
打ち込みといいます。
midiキーボードなどでリアルタイムでmidi情報を入力しても、それも打ち込みに含まれます。
この状態で再生すると、4分音符でドレミファソラシド~と演奏します。
ノートの色については後述します
和音を鳴らしたい時は、同じ位置でコードを構成します。
これはCメジャー・トライアドが鳴ります。
イベントリスト
ここには、打ち込みしたmidi情報が表示されます。
入力したノート情報はピアノロールでも調整はできますが、細かな調整やコントロール情報の調整には、イベントリスト上での調整が適しています。
ノートオン情報 主に音の高さ、音を鳴らすタイミング、ベロシティ(後述)、ゲートタイム(後述)が表示されます。
コントロール情報 コントロールするパラメーター(後述)とコントロール値が表示されます。
その他、メタ情報、システムエクスクルーシブ(SYS-EX)などがありますが、本講義では割愛します。
midiの基本用語イベントリストの紹介でも出てきた単語を含め、説明していきます。
■音符関連ベロシティ音の強さ、という表現がしっくり来るかと。
midi音源では、単純にベロシティが大きいほど大きい音、という解釈になります。
ほとんどのソフト音源でも、ベロシティが大きい=強い演奏をする、という解釈になります。
楽譜ではベロシティ64を基準に、フォルテなら増やし、ピアノなら減らす、というのがおおまかな指標です。
上の画像を含め、以降で出てくるピアノロール上のノートの色はベロシティを表します。
紫(1)~緑(64)~赤(127)
黄色はベロシティ80(メゾフォルテ相応)です。
ただ、一定のベロシティで打ち込み続けると起伏のないベタッとした演奏になるので、人間の演奏を意識してシミュレートする時は、ベロシティの強弱をつけて演奏感を出します。(もちろんベロシティのみで生演奏感はでませんが)
但し、ソフトウェア音源によっては特定のベロシティを超えると音質が変わるものもあるので、ソフトウェア音源に合わせたベロシティの設定が必要です。生演奏をシミュレートしてベロシティの強弱をつけた場合、その点には注意です。最近の生楽器サンプラーシンセは、同じベロシティでも微妙に音素材が異なるといった機能を積んでいるので、そういう場合は案外ベタ打ちのほうが安定するかもしれません。
▲試聴:ベロシティ▲分解能1拍の長さをどれだけに細分化するか…画像でいう所の解像度(DPI)に当たります。
細ければ細かいほど、コントロールするタイミングを細かく出来ますが、基本的に
1拍=960という分解能が主流です。
・ゲートタイム
ノートオン命令(指定された高さの音を、指定されたベロシティで鳴らしなさい)から、ノートオフ命令(音を停止しなさい)までの間のことです。デュレーションとも言います。
分解能960の時、四分音符のレガート(音を十分伸ばす)時のゲートタイムは、960で、2分音符は倍の1920ということですね。
ただ、ゲートタイムの長さは、演奏した時の感触に影響するので、100%でベタ打ちするのはおすすめしません。
レガート時に100%、指定がない時は70~90%、スタッカートでの演奏は40~60%位を目安にするといいでしょう。
同じ音符でも、ゲートタイムの違いによってグルーブ感が変わってきます、これ重要です。


▲試聴:ゲートタイム(100%-75%-50%) ▲■コントロール情報ノート情報が音の高さや長さ、強さといったオタマジャクシに関する情報を扱うのに対し、コントロール情報は音をリアルタイムで変化させるための命令です。
・ピッチベンドピッチベンドは、音の高さの相対値(ピッチ)を変化させるコントロールです。
ピッチベンドは、音の基準を0とし、プラスマイナス8191まで変化します。
※※-8192~0~8191ですこの数値を連続的に変化させると、音は「ぷう~ん」と降下/上昇していきます。
この数値を段階的に変化させると、いきなり音のピッチが下がります。
▲試聴:ピッチベンド連続変化▲▲試聴:ノートとピッチベンド不連続変化▲ノートで音階を作るのと、ピッチベンドを変化させるのではこう言った違いがあります。
ピッチベンドで音階を作った(後者)場合、ノートオンの時の音の立ち上がりがないのが特徴です。
ピッチベンドによる音の変化度合いは、ソフトシンセの「ベンドレンジ」を調整することにより、同じ値でも変化するピッチの幅が変わります。よく使われるベンドレンジは、2(最大値・最小値の時に2半音上下)、12(最大値・最小値の時に1オクターブ上下)です。個人的には「8」で設定したりしてますが…つまり
ベンドレンジが2の時、1半音変化させるためには4192動かします。
ベンドレンジが12の時、1半音変化させるには約682動かします。
なお、ピッチベンドを始めとするコントロール情報は、再指定しない限りその値を保ち続けるので、ベンドを変化させる必要がなくなったら
コントロール情報の値を(初期値)に戻す癖を身に着けておきましょう。ピッチベンド情報を0に戻さないと、何気なく演奏する以降の音のピッチがとんでもないことになっちゃいますから。
midiキーボードを接続している場合、左側にあるピッチホイールやレバーの左右がピッチベンドのコントロールに対応しています。
エクスプレッションエクスプレッションは、ノート演奏中のノートボリュームの変化である。
ゆっくりとボリュームが上がっていく、演奏中に徐々にボリュームが下がっていく…音に表情をつける重要なコントロールと言っても過言ではないでしょう。取りうる値は0~127で、初期値は127です。
▲試聴:エクスプレッション▲▲試聴:エクスプレッション(sfz・不連続)▲但し、エクスプレッションを用いて音の立ち上がりを緩やかにするなら、ノートオンの前からエクスプレッションを下げる、音をフェードアウトさせるならノートオフの後にエクスプレッションを127に戻す…こういったノートオフの時点での設定が必要です。それを怠るととんでもないことになります。
「あれ、音が鳴らない!?バグか!?」と疑う前に、エクスプレッション設定の確認を。
midiキーボードの場合、エクスプレッションペダルに対応していますが、基本的に別売です。
モジュレーションモジュレーションとは「変調」という意味です。
midi含めソフトシンセでは、主に音のゆらぎを出すためのコントロール情報として用いられます。midiキーボードでは左側にモジュレーション・ホイール(レバー)という形で備わっているものが多いです。
0~127の値を取り、基準値は0(モジュレーションがかからない)です。
▲試聴:モジュレーション▲モジュレーションをかけると、音のピッチが微妙に揺らぎます。
ピッチベンドでも似たようなことはできますが、コントロール情報を打ち込むよりこちらのほうがはるかに楽です。モジュレーションによる揺らぎの変化度合い、揺らぎの速度は、ソフトシンセ側で調整できます。
ちなみに、似たようなものに「ビブラート」があります。
これも音が揺らぐのですが、モジュレーションはピッチの変化なのに対し、ビブラートは音量の変化です。
演歌歌手の「こぶし」はわかり易い例ですが、そこまで音量変化が顕著だと不自然な場合もあります。
なお、ソフトシンセでは、モジュレーションでピッチを変調させるだけでなく、音質を変化させるパラメーターを調整できるように設定も可能です。もちろん、モジュレーションコントロールでビブラートを操作することも可能です。
midiキーボードでは、左側にあるモジュレーションホイールもしくはレバーの上下方向が対応しています。
パンPanとは、楽器の左右の偏りです。
モノラル環境では意味無いですが、楽曲制作は基本、ステレオ環境で行います。
楽器を左右に振り分ける際に調整します。
数値は0~64~127
※で、基準値は64です。
数値が63以下になるほど、左からの出力が相対的に大きくなり、65以上では右からの出力が相対的に大きくなります。
0,127の時、逆側からは一切音が出なくなります。
DAWでは-64~+63とか、L100~R100と表示することがあります▲試聴:パン▲ただ、この値は基本的にmidi情報としてではなく、DAWのトラック上で設定することが基本です。
じゃあ要らないのかというとそうでもなく、PANを切り替える頻度が高い場合、midi情報としてPANを設定するほうが作りやすい場合も存在します。なので、コントロール情報として採り上げています。
ホールドホールドは、ピアノなどの「サステインペダル」に相当するパラメーターです。
これもコントロールの値は0~127ですが、基本的には0:off、127:onの2つしか使いません。
ホールドをonにした状態では、ノートオフ情報が無視されます。
4分音符4つをテヌート(ゲートタイム100%)で入力するのと、4分音符をテヌートで入力し、その間ホールドをonにしておくのとでは演奏結果が異なります。
但し、ホールドをonにしたらoffの情報を入れておかないと、不要なところでホールドが掛かった状態になり音が飽和して大変なことになります。また、ソフトシンセに設定されている同時再生音をオーバーすれば音が鳴らなくなることもあります。
midiキーボードでは「サステインペダル」がホールドのon/offに対応しています。
基本的に別売です。
■ここで扱わないmidiコントロール・ボリューム
トラックの音量を調整するコントロール情報です。
エクスプレッションと似ていますが、ボリュームはトラックそのものの音量の変化を調整します。
トラックの音量は基本DAW上で調整するので、ここでは扱いません。
・プログラムチェンジ(MSB・LSB)
midi音色の指定をするためのコントロール情報です。
midi音源を鳴らす際には必要ですが、ここではソフトウェア音源を使うという前提条件があるため割愛します。
なお、midi音源は、MSB(上位ビット)が0~127、LSB(下位ビット)が0~127…最大16384音色の中から選ぶことができます
※。
※厳密にはドラムトラックとドラム以外のトラックとあるので、数値上は…です。MSBは「楽器の種類」、LSBは「楽器の個性」といった感じです。
MSBを56にすると、トランペットの音色になります。
更にLSBを設定すると、トランペット音色の中の指定されたLSBに対応する音色が選択されます。
・midiチャンネル
midiチャンネルは、midiにおけるトラックの区別、といったところです。
1chにピアノ、2chにベースとチャンネルの音色を設定した場合、1chのノートオン情報が飛び込んだらピアノの音が鳴り、2chのノートオン情報が飛び込んだらベースの音が鳴る…といった具合です。
midiデータは、中身は結局8bitの数字の羅列なので、全てのコントロール情報、ノート情報などは8bitの数字の羅列として収納され、ファイルの頭から読み込まれていきます。なので、複数の音を同時に鳴らす場合は、処理する順番によって再生するタイミングがわずかに遅れます
※※人間が判断できるほどのズレはなく、無視できる程度です・midiエフェクトセンド(91~93)
midiエフェクトセンド、と言われるものです。
リバーブ、コーラス、ディレイ…といったエフェクトをかけます
※。
これらエフェクトは、DAW上のプラグインで行うので、ここでは扱いません。
外部midi音源専用のエフェクトを用いることもできますが、割愛します・フィルター部:レゾナンス(ハーモニックインテンシティ)、ブライトネス
ブライトネスは音の明瞭さ…ローパスフィルター(ハイカット)のことです。
ブライトネスを下げると、出音の高音域が削られ、刺々しさがなくなりモコッとした音になります。
特定の周波数より上/下の部分を削る(ローパスフィルターなら任意の周波数より上を削る)ことをカットオフといい、その時の周波数をカットオフ周波数と言います。
レゾナンスは、先ほど設定したブライトネスの値と連動します。
レゾナンスは、ブライトネスで設定されたカットオフ周波数帯域付近を際立たせます。数値が高いほどその際立ちが大きくなります。
これらも基本ソフトシンセ側で設定します。
・ピッチベンドレンジ
ピッチベンドを変化させた時にどれだけピッチが変化するかを指定しますが、ソフトシンセで指定するのでここでは使いません。
ピッチベンドレンジの設定については、1半音上下させるのに必要なピッチベンドの値は、8192÷ベンドレンジの値で算出できます。
エンベロープソフトシンセ、シンセサイザー(ハードシンセ)では重要になる要素です。
エンベロープとは、出音の性格をつける要素です。
このエンベロープ各要素もmidiコントロール情報で変化させることができますが、ソフトシンセでエンベロープを調整できるのでコントロール情報は割愛します。ですが、エンベロープの説明は行います。
エンベロープは、以下の4要素で構成されています。
ソフトシンセによっては、2要素しかなかったり、5個以上の要素があったりしますが、基本4要素だけです。
エンベロープはADSRと表示することがあります。
A:アタックタイム▲試聴:アタックタイム▲音の立ち上がりの速さを設定します。
アタックタイムで設定された時間で、出音の100%の音量まで上がります。
最低値で音が即立ち上がるようになり、数値を上げていくことで音の立ち上がりが遅くなります。
音の立ち上がりが早い設定の場合、アタックが早いと表現します。
但し、単調な音であればAを最速にすればノートオンですぐ立ち上がりますが、サンプリングされた音で、サンプリングされた音そのものの立ち上がりが遅い場合、どうあがいても音の立ち上がりを早めることができないので、注意が必要です。
R:リリースタイム本当はDを扱うべきですが、便宜上Rから入ります。
シンセによっては、AとRしかパラメーターがないシンセもあります。
出音はノートオフ命令を受けると即消えます。
しかし、リリースタイムを遅くすることで、音がリリースタイムで設定した時間をかけてフェードアウトするようになります。
ノートオフから消音まで時間がかかる設定を、リリースが遅いと表現します。
▲試聴:リリースタイム▲S:サステインレベルこれだけは時間ではなく、音量のレベルの設定になります。
▲試聴:サステインレベル(低・中・高)▲D:ディケイタイムディケイとは減衰という意味です。
音が立ち上がり、サステインレベルに落ち着くまでの時間を設定します。
▲試聴:ディケイタイム(通常・早い・遅い)▲アタックタイムに設定された時間で音量が100%に達した後、音は減衰します。
音は、ディケイタイムで設定された時間をかけて、サステインレベルで設定された音量まで減衰します。
ディケイタイム経過後は、音はノートオフまでサステインレベルの音量を保って鳴らされます。
ディケイタイムが早く、サステインレベルが低い場合、音量は「かっくん」と下がる表現がふさわしい聞こえになります。
サステインレベルを最大(100%)にすると、ディケイの数値にかかわらず、音は減衰せずそのままの音量でノートオフまで鳴り続けます。
サステインレベルを最少(0%)にすると、アタックタイム経過後、ディケイタイム設定時間を経て減衰し、音が消えます。この時、音は最大でアタックタイム+ディケイタイムの時間しか鳴らず、ディケイタイムがリリースタイムの役割を果たします。
サステインレベルを最大にしても、ピアノのように音そのものが減衰するサンプルを使用している場合、サステインレベルを上げても音そのものの減衰を妨げることはできません。サステインレベルを下げると、音の減衰する度合いを強めることができます。
ソフトウェア音源への対応これは、Logicに内蔵されているソフトシンセ「ES1」です。
出音はソフトシンセで決定し、エンベロープやベンドレンジ、モジュレーションを設定します。
エクスプレッション、モジュレーション、ピッチベンドなどのコントロール情報はトラックのmidiデータから読み込み、反映されます。
midiについて、必要な最低限を講義しました。
さあいよいよ、次回から打ち込みによる制作が始まります。
…と思いましたが、次回は、ソフトシンセの使い方について講義したいと思います。