仁川アジア大会は21日、男子サッカーの1次リーグ第3戦が行われ、A組の韓国は華城総合競技タウンで格下のラオスを2-0で下した。韓国は勝ち点を9に伸ばし、決勝トーナメント(ベスト16)の組み合わせで有利となるA組1位で1次リーグを突破した。
イ・グァンジョン監督はこの日、ソン・ジュンホ、イ・ジュヨン、クァク・ヘソンら第1戦、第2戦に出場していない選手を中心にラインナップを組んだ。主力選手のけがに備えた「プランB(次善策)」をチェックすると同時に、現実的な問題も考慮したのだ。アジア大会で金メダルを獲得すれば兵役特例(免除)の恩恵を受けられるが、そのためには必ず試合に出場しなければならない。この日のラオス戦で、サッカー韓国代表の20人は全て兵役特例の条件をクリアした。
ラオスの密集守備に苦戦していた韓国は前半42分、イ・ジョンホのゴールで先制。1ゴールが勝敗を分けると予想される決勝トーナメントのことを考えると、攻撃は緻密さに欠けていた。後半44分、韓国はキム・スンデの3大会連続のゴールで追加点。イ監督は試合後「2ゴールしか決められず申し訳ない。決勝トーナメントに進出できたので、しっかり準備して、もっといい内容で勝てるよう頑張りたい」と述べた。
韓国は25日午後8時、高陽総合運動場で、 B組2位のチームと決勝トーナメント1回戦に臨む。B組は現在、ウズベキスタンと香港が勝ち点4(1勝1分け)で並び、得失点差でウズベキスタン(+3)が2位の香港(+1)を上回っている。B組の最終順位は22日のグループリーグ第3戦で決まる。
韓国女子代表は同時刻に仁川文鶴競技場でA組第3戦のモルディブ戦に臨み、13-0の大勝を収めた。韓国女子は3戦全勝で28日の準々決勝に進んだ。