バラムツのフルコースを堪能したライター・平坂さん、翌日おむつ当て悶絶
2014年9月22日6時0分 スポーツ報知
名古屋市中区の専門学校で7月、男性講師が、食べると下痢になる恐れのある深海魚「バラムツ」を学生に試食させる授業を行っていたことが21日、分かった。提供された「バラムツ」は1センチ角の大きさで、事前に脂が多いことや危険性を伝えていた。学校側は「軽率だった」としているが、不調を訴えた学生はおらず、保護者からの苦情はなかった。
幸い、今回は大きな健康被害が出ることはなかったが、実際にバラムツを食べるとどうなるのだろうか。
筑波大大学院でバラムツを研究し、現在は魚など生き物についての執筆活動をしている深海魚に詳しいライター・平坂寛さん(28)によると「食感はブリ、味は大トロだった」という。
約2年半前、平坂さんは好奇心から静岡県の駿河湾で自ら釣り上げた「バラムツ」を大量に食べることにチャレンジ。刺し身を30切れ、アボカドとバラムツの丼、焼き魚、煮付けなどにして、フルコースで堪能した。脂が多いが、いずれも美味だったという。
食べた直後は問題なかったが、異変は一晩たってから起きた。下痢の可能性を考え、おむつを当てていたが、それでもオレンジ色の液体などが尻から漏れ出し、もん絶したという。平坂さんは「危険性を十分認識した上で、食べても刺し身なら5~6切れが限度でしょう」と話している。