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できごと
【関西の議論】壮絶「社内不倫」の代償 泥沼法廷闘争のツケ
「社内不倫」がひとたび発覚すれば、壮絶な法廷闘争になることもある。大阪府内の会社で昨年、30代の男性営業課長が20代の女性新入社員と不倫関係になり、約5カ月後に課長の妻に発覚して破局した。妻から話し合いを求められた女性は突如憤慨し、課長の子を妊娠したとでっち上げ、「課長のセクハラ」を経営トップに告発する騒動に発展。果ては、妻と女性がそれぞれ慰謝料などを求めて訴訟を起こすまで泥沼化した。大阪地裁は8月、妻側が起こした訴訟で女性側に慰謝料の支払いを命じた。原因を作った張本人の課長は、妻との関係修復に取り組んでいるようだが、不倫の代償は大きかったに違いない。
きっかけは携帯チェック
判決によると、課長は平成18年に結婚し、妻との間に3児をもうけた。社内不倫に手を染めたのは、妻が第3子を妊娠した前後の昨年春ごろだった。
同年2月、課長が勤める会社に女性が就職。訓練実習の担当になった課長は、一緒に営業回りをするようになり、女性に恋心を抱くようになった。
気持ちを抑えきれなくなった課長は猛アタックを開始。「業務で必要だから」と女性からメールアドレスを聞き出すことに成功すると、翌3月に食事のデートに誘った。その4日後には大阪市港区天保山の観覧車に一緒に乗り、さらにその4日後には《大好きです》とメールで告白した。遅くとも5月ごろにはホテルに行くようになった。
だが、2人の関係は長くは続かなかった。最初のデートから約5カ月後の8月、課長の朝帰りや外泊が増えたことを不審に思った妻が、課長の寝ている隙に携帯電話をチェック。メールの送信履歴やインターネットの閲覧履歴から、課長が見ず知らずの女性に《愛している》とメールを送り、ホテルを繰り返し検索していたことを突き止めた。
激高した妻は課長を厳しく詰問。課長は当初こそ不倫を否定していたものの、間もなく全面的に認めたという。
顔の腫れを指摘され…
課長が妻に謝罪し、事態は収束に向かうかと思われた。ところが、騒動はここから一気に泥沼化した。
《あなたが主人と浮気していたんですね。一度会ってお話できませんか》
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