演劇×劇場×文化施設建築

2011-07-19

専属プロ劇団発足へ 10月から団員養成

足利足利市民会館所属するプロ劇団足利 ミュージカル」が発足することになり18日、同館で記者発表が行われた。10月に「研究科」を開設して団員の第1期生を養成し、2013年の劇団立ち上げを目指す。

公立文化施設に属する劇団は県内初めて。市みどり文化スポーツ財団の吉田哲也理事長は「足利から文化発信する劇団を作り上げたい」と設立趣旨を説明した。

同館は04年から計4回、市民ミュージカルを上演。その際に活躍した市民実行委員会が今回、運営委員会組織して劇団を全面支援する。

劇団芸術監督を務める元タカラジェンヌで演出・脚本家の小嶋希恵さんは「いくつも劇団がある東京とは違い、地方からのチャレンジ。団員やスタッフを育て、全国で公演できる劇団を目指す」と抱負を語った。

研究科の募集人員は小学5年生以上の約20人で、演劇経験は問わない。小嶋さんや光海あきほさんなど元宝塚歌劇団員らが講師を務め、1年半の期間で発声法やダンス日本舞踊などを指導する。

劇団メンバーは、研究科の修了生を中心にオーディション選考。年に1度の定期公演のほか、小中学校演劇教室市民対象のワークショップ市民劇団の指導などを計画する。

http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/south/ashikaga/news/20110719/567969