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日ロ首脳が電話会談 首脳会談に前向き
9月21日 19時44分

日ロ首脳が電話会談 首脳会談に前向き
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安倍総理大臣とロシアのプーチン大統領が電話で会談し、プーチン大統領が日ロ首脳会談に前向きな考えを伝えたのに対し、安倍総理大臣は11月に北京で開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に合わせて会談することに意欲を示しました。

電話会談は21日に誕生日を迎えた安倍総理大臣にロシアのプーチン大統領が祝意を伝える形で夕方に行われました。
この中でプーチン大統領は、先に行った森元総理大臣との会談で日ロ関係の発展に意欲を持っていることを伝えたとしたうえで、平和条約の締結や経済関係の発展に向けて関係を強化していきたいという考えを示しました。
これに対し安倍総理大臣は、「大統領との個人的友情にもとづいて日ロのあらゆるレベルで対話を積み重ね、関係を発展させたいという思いは全く変わりはない」と述べる一方、ウクライナ情勢を巡って法の支配を重視する日本の立場を説明しました。
また、プーチン大統領が首脳会談に前向きな考えを伝えたのに対し、安倍総理大臣は11月に北京で開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に合わせて会談することに意欲を示しました。
政府関係者によりますと、プーチン大統領からは21日の電話に先立って広島市の土砂災害へのお見舞いのメッセージが届けられたほか、誕生日のプレゼントとともに首脳どうしの相互理解に基づき今後も両国の協力・発展を目指す考えが記された書簡が送られてきたということです。
安倍総理大臣は、ウクライナ情勢を巡る対応ではアメリカなどG7=先進7か国で連携していく方針ですが、プーチン大統領との個人的な信頼関係も強化していきたい考えで、引き続き巧みな外交力が必要となりそうです。

日ロ関係のカギとなる問題協議

ロシア大統領府も21日、プーチン大統領が安倍総理大臣の誕生日にあわせて電話会談を行ったと発表しました。
この中で「ロシアと日本の関係のカギとなる問題について協議し、ウクライナ情勢を含む国際情勢についても意見交換を行った」としています。また、さまざまなレベルでの日ロ間の接触を継続していくことで合意したとしています。
プーチン大統領が安倍総理大臣と意見を交わしたのは、ことし2月のソチオリンピックの開会式以来で、日ロの関係者によりますと、ロシア側が安倍総理大臣の誕生日にあわせて日本側に対して電話会談を打診したということです。

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