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【プロ野球】

ロサリオ代打で決勝打 広島2位死守

2014年9月21日 紙面から

広島−DeNA 6回裏2死三塁、代打の広島・ロサリオは中前に勝ち越し打を放つ=マツダスタジアムで(出月俊成撮影)

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◇広島3−1DeNA

 広島が連敗を3で止めた。打線は3回に丸の適時打で先制。1−1の6回には代打ロサリオの適時打で勝ち越した。福井は6イニング1失点で8月10日以来の4勝目。DeNAは攻撃に工夫がなかった。井納は6イニング2失点で8敗目。

    ◇

 広島・ロサリオの詰まった打球が、中前に落ちた。一塁に到達した助っ人は、普段より興奮した様子で右人さし指を天に向けた。感謝をささげる儀式を終えると、顔に笑みが広がった。

 来日初の代打安打が決勝打になった。出番は1−1の6回2死三塁。「あまり考えず積極的にミートを心がけた。監督から『大事な場面で』と言われていたから、準備はできていたよ」。井納の内角球をはじき返し、本拠地のスタンドを沸かせた。

 左太もも裏と右内転筋に張りがあるため、先発出場を回避。野村監督は「歩かされると思ったが相手が勝負してくれた。しっかり打ってくれた」とたたえ、今後については「体調を見ながら起用を考えるよ」と続けた。

 ふがいない3連敗を喫した19日のDeNA戦後、緊急野手ミーティングがあった。ハッパをかけた石井守備走塁コーチは「接戦だったけど、選手がしっかりやってくれた」と、一夜明けての連敗脱出にほおを緩めた。

 ロサリオは石井コーチを「日本のお父さん」と慕い、前日のミーティングを「士気を高めようという意図があるのは分かった。より集中力が高まったよ」と感謝した。石井コーチは「本当にそう言ったの?」と笑いながらも、うれしそう。チームを元気づける決勝打になった。 

  (山本鋼平)

 

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