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【プロ野球】

メッセ単独トップ13勝 来日5年目で自己最高

2014年9月21日 紙面から

中日に勝ち、ウイニングボールを受け取るメッセンジャー(右)(今泉慶太撮影)

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◇阪神7−3中日

 中日は2年連続でシーズン負け越し。阪神戦の負け越しも決まった。先発の雄太は5イニング6失点。2−2の3回、2失策にゴメスの適時打などで3点を勝ち越された。阪神は3連勝。6イニング2失点のメッセンジャーがリーグ単独トップの13勝目をあげた。

 大きな1勝だ。阪神のメッセンジャーが苦しみながらも、中日打線を6イニングで2点に抑え、来日5年目で自己最高となる13勝目を手にした。

 DeNAの久保と並びハーラートップタイで臨んだ先発マウンドは、いきなりピンチを背負った。2死一、二塁で平田のゴロを捕球した鳥谷が二塁へ悪送球。2日続けて内野手の失策で先制点を与えてしまった。

 それでも活気が出てきた打線に救われる。直後にゴメスに同点の適時打が生まれ、新井貴も続いた。3回に藤井に本塁打を浴びるも、その後もゴメスの来日初となる4安打3打点の爆発などで加点。6回まで毎回走者を背負う苦しい投球も点差のおかげで持ちこたえた。

 「きょうはフォークがよかった。というかフォーク以外は全部駄目だった。眠かったんだ。ゆうべ米国の家のことなんかで考えにふけってしまって眠れなくなった」。本人によれば、デーゲームなのに、眠りにつけたのが午前3時半か45分という。状態が万全ではなくても勝てたことに「最高だ。自分に勝ちがつけば気分はいいし、野手に感謝したい」と話した。

 この日も三振を6つ積み上げ、218奪三振で2年連続奪三振のタイトルはほぼ確定させている。それに加えて、勝ち星でもリーグトップ単独に。日本で成長した投手が、またひとつ成功を収めようとしている。 (中山隆志)

 

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